|珠海市からの便り

コラム /2009年


計画がなければ何事も始まらない

今年も残すところ今日1日となった。あっという間に1年が過ぎたように感じる。年初めにいろいろ心掛けたことが、半分は、できたと自分なりに評価する。野球で3割打者は評価が高い。それを考えれば、まずまずかなと思う。計画のないところに良い結果 は出ない。それは何事にも通じること。何気ない日常生活を大事にし、それに少しだけ心ウキウキするような事柄を積極的に計画する。わたしの場合は、先ず宝くじを買うこと、月に1回長距離ドライブをすること、年1回海外旅行をすることなど、かな。

うつ病が市民権を得るようになった

自殺者を救う為の番組がラジオやTVで盛んに行われている。うつ病が原因でというのも多いらしい。番組では専門家を交えて懸命にその対策を論じているなかで、どちらかといったら、これまではあまり大声で言えなかった、わたしはうつ病です、と堂々と言える環境になったことはとても良いことだと思った。うつ病になる原因がわかりまわりの人の対応の仕方がわかれば、病院に通 えば必ず治る。こういうわたしはうつ病の先輩である。もがいてもがいて、自分自身のことをコントロールできなくて大変だった。まわりの人にはその苦悩が伝わらない。しっかりしろ!元気だせ!の励ましが精一杯である。がこの励ましがかえって辛かった。自分でもわかっていながら思うように身体がゆうことをきかないのだから…。ラジオで体験した人が言っていた。病院に行って、”ながい間つらかったね”とお医者様に言われた、その言葉が、涙が出るほど嬉しかった、と。同感だ。

今も生きている長谷川一夫の忠臣蔵での名セリフ

大石:おのおの方、討ち入りは中止にござる。家臣:なぜでござる。大石:今家からメールが入って戻らなければならぬ 。一昨夕の『笑点』の一幕であるが、時代を反映したユーモアで思わず笑ってしまった。今日12月14日は、赤穂浪士が吉良邸に討ち入った日である。赤穂浪士といえば思い出されるのは、昭和39年に放送されたNHK大河ドラマ『赤穂浪士』のテーマ音楽と長谷川一夫、林与一、宇野重吉の出演者陣。中でも大石役の長谷川一夫の名台詞、おのおの方…は記憶に鮮明である。

食欲の秋にちょっとした行き違いアリ

秋の野菜や果物が収穫され、その一部が、近所の家から、わが家の玄関にそっと置かれている。時には、どなたからのいただきものなのかわからないことがあるが、大方検討はつくので、とりあえず有難くいただいておく。ところが、先日大失態を仕出かしてしまった。その時は、大根と白菜がそれぞれ新聞紙に包まれて置いてあった。いつものことだからと特別 送り主を詮索することもなく、さっそく刻んで夕げの鍋物の準備をしていたら、玄関のチャイムが鳴った。出て見れば、送られるはずの家の人が立っていた。実は、間違ってここに置いて帰ったというのですが…。その人はいくらか頬が赤かった。素面 では来られなかったにちがいない。わたし、食べてしまいました!

先の大戦で失ったものはあまりにも大きい

昭和16年の昨日、12月8日は、日本海軍が真珠湾にあったアメリカ大平洋艦隊を攻撃した日。あの忌わしい太平洋戦争の始まりであった。その中でひとつ歴史の訂正があったという(NHKスペシャル)。それは、今も美しい真珠湾の海底に沈む戦艦アリゾナが日本の特殊潜航艇の魚雷で沈没したとされていたことが、実は、そうではなくて、日本国民を戦争へ駆り立てる為の偽りの報道だったことがわかった。更に、当時アメリカ合衆国の高官たちは、日本軍の真珠湾攻撃をすでに察知していたのではないか、それも日本と同じように、国民を強く戦争へ導く為の作戦だった…?。いずれにしても、戦争は、ごく普通 の人たちの魂さえまでも変えてしまう。あの戦争で310万人ともいわれる尊い命が失われた。同じ過ちを繰り返してはいけない。歴史を振り返ることの意義がそこにある。

事業仕分けの結果は法的に何の意味もない?

政府の事業仕分けの様子が連日報道された。あまりに明解だから、一部の人からは劇場型的でよろしくなかったと不評をかった。特に、教育、科学技術、医療に関する仕分けでは、将来の日本をぶちこわす!と聖域であることを強調する。確かに専門的な分野である。しかし、良く考えれば問題をすり替えているとはおもわないか。おそらく仕分けをする人たちは、教育、科学技術、医療そのものを否定している訳ではあるまい。その辺りをよく説明すべきだった。要は、使われるお金の中味である。現場で働く人たちの環境を良くする為に有効にお金が使われていればいいが、白い巨塔ならぬ 一部の ”閥”が幅を利かして、肥大化した組織を維持拡大する為にお金が使われるのではないか、危惧する。そのことにメスを入れることが今回の目的であったはずである。 今後、せっかく事業仕分けされた結果が、政治判断と称して、元の木阿弥とならなければいいが、心配だ。

高い人件費のしわ寄せはどこに行く

日本の働く人の賃金が外国の多くの国と比べて高いことはよく知られている。がこのところの食品の安さに驚くばかりである。特にチエーン店で売られる弁当や麺類の、中味はともかく価格は途上国並である。いくら価格競争だとはいえ、ちょっと異常かなと首をかしげる。一方で、こんなに高くて、と思うのに国内旅行がある。円高のせいもあるが海外旅行は、どこにだって、いつでも行けそうな気にさせる価格なのに、国内旅行となると目が回るほど高い。もちろん、それでも国内は安心だからという、懐具合の良いお年寄りは物見遊山に出かける。そんな事を見聞きしていると、この頃、日本国内が何だかちぐはぐな感じがする

企業の体質に問題あり

航空会社は、いつの時代も新卒者にとって憧れの職場である。特に、日本航空は、国で経営している頃からも人々の羨望の的であった。その日本航空が、近年、経営状態が極めて悪く存続が危ぶまれていた。ところが国は公的資金の投入と言う伝家の宝刀?を抜き、つなぎ融資に 1000億円を投入し危機を回避しようとしている。条件として、OBや現役の社員に年金のカットを要請している。報道によると、既に年金をもらっている人の例だが、1995年退職者で月額企業年金24万円、厚生年金24万円、計48万円だという。

中学の数学から勉強を始めた人が科学技術賞受賞

ハリウッド映画『2012』、この映画でVFX(映像を加工して視覚面 で効果を与えること、とある)を手がけた坂口亮さん(31歳)が映像制作者として、日本人では初のアカデミー科学技術賞を受賞した。大都会が一瞬の内に破壊される様子を、実際に道路にあるゴミ1つが宙に舞う様子や、波や滝を映像化したものが紹介されていた。彼によれば、数学は大の苦手で、波の数式がわからなくて、中学校の数学から勉強をはじめたという。とにかく、こうと決めたら最後まであきらめないで頑張るという精神の持ち主のようである。高校時代に柔道をやっていたのが、今回の受賞に大いに関係があると言っていたのが印象的だった。おめでとう!

名優森繁久弥が残してくれたもの

去る11月10日に森繁久弥さんが亡くなったのを知って、わたしは感慨深いものがあった。この人の出演された「社長シリーズ」「駅前シリーズ」などの映画を見て、笑い、を知った。さらにテレビドラマ「だいこんの花」でほのぼのとした日本の家庭の暖かさに触れた。笑いや家庭の有り様は時代と共に変わっていく。でも、わたしには、あの頃の、笑いや家庭の温もりが憧れであり理想だった。そのうちにビデオでも…と思っていた矢先だっただけに、今回の訃報を聞いて、一層その思いは強くなった。近く追悼番組として「だいこんの花」はテレビ放送されるとか。楽しみである。小林桂樹、有島一郎、加東大介、伴淳三郎、三木のり平、フランキー堺、大坂志郎、加藤治子、淡島千景、淡路恵子、沢村貞子、池内淳子、竹脇無我、川口晶、栗原小巻…が思い出される。

医師不足の解決策に医師の給料を上げる?

慢性的な医師不足がもたらす社会的影響は極めて大きい。子供を生みたいけど産科がない。地方に住みたいけど病院がない。このままでは限界集落になりかねないという自然豊かな小さな町村などが、そうだ。県内の大半の公立病院が赤字経営の現状について、県幹部は「医師1人で年間約2億円の収益を上げるといわれており、医師不足が病院の経営悪化に直結している」と言っいる。診療報酬を上げることで、すなわち医師の給料を上げるのを条件に医師の獲得争いをしている現実に失望を感じる。医師の仕事は激務だというのを理由に、ならば給料を上げればという考え方。医師の給料が高額なのは誰もが周知するところ。一体いくら貰えば国民の健康を守ってくれるのか。素朴な疑問だが、国は、国家の危機に及んで、国策で多くの医師を養成したらいいではないかと思うのだが、どうしてそれができないのか、その理由がわからない。

あっという間に去る観光客

ここ5、6年の傾向だが、田島駅前のロータリーに大型バスの姿がある。よく見ると空車でナンバーは県外が多い。さらに観察すると、会津鉄道の会津若松方面 からやって来た人たちがそのバスに乗るようだ。駅の改札を出ると売店に数人が入り、それ以外の多くは足早にトイレに向かう。乗客の行動に無駄 がない。バスの発車時刻に急を要しているにちがいない。添乗員が巧みにバスに誘導する。ほんの10数分の間、町の玄関を賑わす。バスが去った後にはまた駅舎に静寂が戻る。 こんな光景を何度も見た。

いつでも行けると思う心にスキがある

今年は春先から天候が芳しくなかった。その事が最大の理由にちがいないのだが、これまでゴルフに行く回数が極端に少なかった。近年ゴルフ料金が大幅に値下げされ、懐具合をあまり気にしなくても楽しめるようになった。昼食が付いて3500円などというゴルフ場もあるくらいだ。雪が降ってクローズとなる前にできるだけ多く楽しみたいと予約をするつもりが、天気がやはり気になる。自由の身なので、好条件の日を待つ癖がついてしまった。そうそう好日はあるはずもないのだ。本当のところは、億劫になっているのかもしれない。

晩秋の寒さに紅葉が映える

朝晩の寒さが肌で感じるようになった。にもかかわらず、日中、車の中では殊の外暑いのは妙な感じである。もう炬燵をつくったよと知人は笑いながら言う。確実に地温は低下して後戻りはできない。23日前に家の前のヤマボウシの葉が色付いたと思ったら3日後には真っ赤になっていた。一山超えた南会津の西部の地域では紅葉が今盛りというニュースが昨日入った。今年は想像以上に、関東圈から、熟年とくに女性の方々が、大勢バスを利用して訪れていることも同時に知らされた。近年季節の移り変わりに疎くなっているとはいえ、寒さだけは思い出したように身体に感じる。

勢いに乗る楽天の実力

プロ野球クライマックスシリーズのパ・リーグ第一ステージで楽天が2連勝し、21日からの第ニステージ(6試合制)に勝ち進んだ。今の楽天の強さの秘密、それは知将野村克也監督の計算された?選手の育て方にあるという。(NHK解説による)普通 ならヒットをねらうべきところを更に確率の高いゴロを打って確実に走者を進塁させる、選手1人1人が自分は今何をすべきかをよく知っている。考える野球のできる選手が多数いることにある。札幌ドームの日本ハム戦でもこの勢いが続くかどうか、それは普段着の野球ができるかどうかにかかっている。楽天は本当に強くなったのか、勢いに自滅は付きもの、大舞台での真価が試される。

巧みにすり抜ける官僚の智恵

国の会計検査院によると、平成19年度の独立法人の収支決算について語っているところでは、国家公務員が役員として天下りしている独立法人ではそうでない法人に比べて圧倒的に予算が多いことが分かったという。初めて分かったような報道をされているが、なにも19年度に限ったことではあるまい。これまでずっとだったにちがいないが、1人増えるごとに1億円強のお金が入っている。まさに官僚の言いなりやり放題である。更に、鳩山政権の独立法人役員への天下りを認めないという方針を見すかすように、このところ、現役のまま出向している官僚がここ1年で急増していることが新聞社の取材でわかった。おそらく、従来は天下りポストだった独立法人の役員の一部を出向ポストに切り替えたとみられる。これは天下り隠しかといわれても仕方がない。わたしはずっと孟子の性善説を信じている。しかし、こうも次から次に手を変えて悪巧みする人たちをみると、荀子の性説がが然優位 になる。

戦後の上杉家の運命はいかに

鴫山城まつりが終わった。来城された方々にご満足いただけたか、実行委員会のひとりとして気になるところである。城内で聞く太鼓や笛や琴の音は特別 な感があった。慶長3年から6年まで、上杉景勝が家老直江兼続が弟大国実頼が城代としていた頃が時代劇を通 じて脳裏をかすめた。昔を偲ぶというのはこういうことにちがいない。後に上杉家が4分1の禄高となって米沢藩に移封され生活にも困窮する運命になることなど夢にも思わなかったころである。今回ゲストでお招きした、NHK大河ドラマ「天地人」のチーフプロデュ−サ−の内藤慎介氏は、歴史の中で、関ヶ原の戦までは誰もが周知している。このドラマでは、敗者である上杉藩が減封されてからどういう道筋を辿るかに重点を置いている、と思わず胸の内を明かして、地元の人に大サービスする場面 があった。こうしてまつりは終わったが、これを機会に鴫山城の魅力が更に解き明かされるのを期待したい。

ゲストにNHK大河ドラマプロデューサー

明日となった鴫山城”まつり”、NHK大河ドラマ「天地人」との関わりが薄いと心配していたら、急遽主人公直江兼続の妹きた役で出演している江波戸(えばと)ミロさんの来町が決まった。うれしい限りである。これで更に”まつり”に弾みが付いた。”まつり”では、メーン会場の城内特設舞台において、午後1時20分頃からスペシャルゲストとして内藤慎介チーフプロデューサ−らと制作時のエピソードなどを披露する予定になっている。

まつりの主役は裃登城行列

第1回鴫山城”まつり”がいよいよ明日に迫った。入念な打合せがなされ、あとは当日の天候さえ荒れなければと祈るばかりである。この”まつり”は大きく分けると、三会場になる。メインの城内特設舞台での催し、旧郡役所での史料展示や講演会など、そしてお蔵入交流館での新そばまつりが行われる。この三会場はシャトルバスでつながれる。 ”まつり”のメインイベントは何といっても≪裃登城行列≫だろう。子供歌舞伎役者を載せた山車2台を先頭に、あとに裃姿の役者60名ほどが補佐、他に役者を含め総勢100余人の行列が熊野田出宇賀神社を出、国道121に向かい、しばらく国道を歩き、右折して田島駅前を通 り、更に又国道121に出て歩き、そして国道を横断して鴫山城内へと入る。いろいろな都合でNHK大河ドラマ「天地人」との関連が”まつり”の中で色濃く出せなかったことが残念。

シンプル・ライフの復活

福島民友新聞の<健康・シニア>の欄にいつの頃からか、女優有馬稲子さんが「ちりもつもれば」と題した文を書いている。今朝ふと何気なく一読して同感した。内容は、現在の日本の社会を船に置き換えて、日本丸は頭の悪い為政者のおかげでムダな積み荷が増え過ぎて、大きな波に対する復元力をなくしている。積み荷は多ければ多いほど転覆しやすい。誰かが声をあげる必要がある、と。これはわたしたち1人1人にも当てはまることではないだろうか。多くのものを抱きかかえる人、多くをやり過ぎる人が何と多いこと。無用の用ということもある。一世を風靡し現在も人気のレナウンのCMソング”Simple Life”があらためて思い出される。

やはり面白かった今年の太鼓まつり

太鼓まつり”の余韻がまだ残る。昨年の成果が如実に今回に現れた。御蔵交流館の駐車場が埋め尽くされた。しかも地元以外のナンバーの車が数多く見られた。南会津の太鼓を愛する団体の演技から始った。こちらに意気込みがよく伝わって確実にレベルアップされていたと感じた。福島市からやって来た愛宕陣太鼓連饗風組の一糸乱れぬ 力強い演技が披露されて第一部が終了。第二部は、昨年も友情出演した神洲太鼓「美保の会」と和太鼓集団「野武士」の女性らしい華麗な演技と男だけの凛々とした技が会場を賑わした。締めくくりは、ご存知ヒダノ修一&スーパー太鼓セッションとなった。ピアノ、津軽三味線、尺八、ベース、篠笛そして打楽器の、まさにここでしか聞けないという夢のようなセッションによる曲の数々にわたしは酔った。おそらく聴衆の多くも満足されたにちがいない。今回わたしは思った。南会津”太鼓まつり”は、日本のいや世界の打楽器奏者の登竜門となる場に…、そんな予感がしてきた。

観衆は原監督の必死な姿を見た

プロ野球セリーグは首位巨人が3年連続リーグ優勝を決めた。1965年から73年までのV9以来の快挙となった。背景として、若手の活躍が白星を重ねたといえるのではないか。期待をよせる選手が苦しんでいれば、自ら歩み寄り、期待と課題を直接伝えたという。コーチを退け、自らマウンドに駆け寄り投手を激励する場面 を何度か見られた。期待に応えた若手選手も立派。辛抱づよく若手を育てていく原辰徳監督の采配が光る。若大将としてのイメージがぬ ぐい切れなかった昨年までと違って、今シーズンは、WBCの監督で世界一となってから、指揮官としての風格が一段と出て来たように思う。

自民党は次期政権を奪回できるか

よもや政権与党の座を奪われようとは夢にも思っていなかった自民党。往生際が悪かった。いつまでもこれまで掴んだ数々に執着している醜態は、まるでだだっ子のようだった。ここに来てようやく目から覚めて、潔く負けを認め、次の参議院選挙に向けて挙党体勢の動きを見せるようになったので、まずは一安心。一方の鳩山内閣は、支持率70%のもとに公約のマニフェストの内容を強行に進めようとしている。新しい政権の期待度は大きいだけに反面 昂奮が醒めるのも早いもの。勇み足も予想される。これにいちいち落胆してはせっかく芽生えようとしているニ大政党への流れが崩れてしまう。これも小選挙区制のおそろしいところ。国民の目線でという政治に、ここしばらくは、お手並み拝見とゆこうじゃありませんか。

第二回太鼓まつり

いよいよ2009南会津”太鼓まつり”が御蔵入交流館で9月27日(日)に行われる。昨年の太鼓まつりでは、初めて見て、その勇壮で繊細な妙技にすっかり取付かれ、思いがけない和太鼓の魅力を知っただけに、待に待っていた。出演者は、お馴染みのヒダノ修一&スーパー太鼓セッション、友情出演として神洲太鼓「美保の会」と「野武士」。26日(土)には会津山村道場で前夜祭が行われる。見るだけじゃもったいない!触れて叩いて魂を体験しょう、という主旨だ。

粋な橋の名前

先日、館岩に車で行く途中、会津高原尾瀬口駅(旧会津高原駅)近くを流れる荒海川に架かる橋の欄干を背に、いかにも旅行で来ていると一目でわかる中年の男女数人が写 を撮っているところに出くわした。とても楽しそうだった。この人たちは、わざわざ駅から離れた橋までやって来て記念の写 真を撮っている。それを見て、わたしは、橋という建造物はなぜか人の心に宿命を考えさせる不思議な力を持っているように感じた。知っていたかどうかわからないが、その1つ先にある橋の名は「恋路川橋」という。

頼り無いリーダーだけれど

2009/09 第45回衆院選の投票結果が出た。出口調査等の予想通 り民主党が300議席を超えた。前回の衆院選ではいわゆる”小泉旋風”で同じように自民党が圧勝した。これが、どちらかが選ばれるという小選挙区制の怖さである。県内でも、自民が初めて全議席を失った。今月には鳩山内閣が誕生する。が、国民の多くは民主党を積極的に選んだわけではない、自民党に嫌気をさし、たまたま野党では一番大きな民主党にお鉢が回ってきたというだけという冷静な判断をしていた民主党議員がいた。確かにと思った。これからの4年間はムダを徹底的に掘り起こすことに全力をかけるという鳩山代表の記者会見談話。生みの苦しみ。前途多難という気はするが見守っていきたい。

清き一票に願いを込めて

今日はは第45回衆院選の投票日である。投票率が大幅にアップするのではないかという予想がある。その理由のひとつは、何といっても、政権党が代わるかもしれないという不安と期待がいろいろ入り交じった昂奮を投票することで現実に味わいたい、ということではないだろうか。マニフェストでいろいろ書き立ててはいるが結果 を出せなかった与党。多くの労働組合を抱えムダを無くし官僚政治から脱却すると言いはる民主党。自党の方針と照らし合わせ是是否否で対処するというその他の党。ひとりひとりの候補者を見れば確かに立派な人が多い。国民の為に我が身をすり減らしても…なのに、いつの間にかお山の大将なってしまうのは、何故。今夜、暑い戦いの結果 が出る。

年功序列に異変

福島民友新聞の「窓」の欄に”背中流しをする孝行息子に感謝”という記事が載っていた。こんなことって一昔前の話しかと思っていただけに、読後にお二人の姿が想像されてとても感心した。孝行したい時に親は無し。人は、何事に於いても、その時になってみないとわからないものだが、それにいち早く気付くことが大切だ。普段の心掛け次第なんだろうなぁ〜。わが家では父とわたしの位 置が反対なんです。

お裾分け大忙し

報道によると、今年は天候不順で、一部の野菜を除いて生育状態が悪く品不足のため、値段も少し上がっているという。でもわが家の事情はそれとは少し違う。家庭菜園のナス、キュウリがまるで打出の小槌を振ったように実が成るし、ご近所親戚 からは頂戴するわで、今年の野菜に限っての台所事情は良好である。特徴的なのは、すいかである。わたしの記憶では、すいかといえば茨城新潟産が相場であるが、近頃では地のものが珍しくなくなった。すいかの大好きなわたしにとってとても有難いことなのだが、普段冷蔵庫は小さければ小さいほど良いと唱えるわたしにとって、この時ばかりはそれを撤回しなければならない。それにしても、うれしい悲鳴である。

プルサーマル実施に意義あり

安全と便利さはいずれもわたしたちの生活の中で大切なもの。どちらを欠いても快適な生活を営むことはできない。が、どうしても選択しなければならない場合、わたしたちは便利さを犠牲にしても安全の方を選ぶはずだし、安全の方を選ばなくていけないと思う。でも、案外大勢側に賛同してしまう傾向にあるのも又現実である。そうなってからでは遅いということを真剣に考えれば勇気ある一時後退もある。これまで、県は電力会社の度重なる原子力発電の事故隠しを重く見て、燃料の再利用(プルサ−マル計画)を凍結してきた。先の知事の判断は正しかったと思う。ところが最近になって、徹底的な事故解明の結果 を県民に提示されないままにプルサ−マル計画の懇談会が始ろうとしている。更に、情報化時代の象徴のように言われる住基ネットシステム。これを利用すればとても便利になると総務省では地方自治体すべてに組み入れようとしていた。ところが、参加すれば住民のプライバシーが守れなくなってしまうと矢祭町ともうひとつの自治体が頑なに拒否している。昨今の個人情報漏洩の頻繁なことを考えれば当然の判断だと思う。この場合の便利さはたかが知れている。

お墓掃除は家族みんなで

お盆が近くなったので父とお墓の周りの草取りに行った。父は、花と空きボトルと線香を、私は、ゴミ袋と草取りの為に使う手袋と草を引き抜く金物とバケツと雑巾をそれぞれ用意した。墓地に行く途中に湧き水が出ている。そこでボトルとバケツに水を汲んで坂を上がった。ちょうど隣のお墓でも草取りをしていた。祖母とその息子と小学生くらいの男の孫が3人という構成だった。父親がしきりに子供達に草取りを促していたが、ついに叱りはじまった。子供達はへいちゃである。珍しい場所に来て夢中になって走り回っている。祖母がなだめる。どこにでもあるほほえましい光景である。傍でわたしはそれを聞いていて、お墓の草取りなどは、そこに入るのが近い人ほど一生懸命やるものだよと、つい口から出てしまった。 聞こえたか聞こえなかったか、父は懸命に草取りをしていた。

朝晩の涼しさが救い

暦では立秋が過ぎ、暑さはピークに近づいているのでははないだろうか。というのは、草取りをしていて、草の成長がこれまでと違って遅まってきているのに気付く。天気は、日中は気温も湿度も高くて暑く、午後になって一度は雨が降るがそれでも暑さは残り、陽が沈む頃には涼風が吹きはじめるというのがパターン化している。毎日この暑さの中で、寒さにはめっぽう弱い93歳のわたしの父は、木陰の下に簡易椅子を置いて黙々と草取りをしている。それもお盆前までには済むだろう。

今どきの好青年NO1

ゴルフの石川遼選手が再びすばらしいプレーを見せてくれた。最終18番、決めれば優勝というパットを見事に沈めると、17歳は右こぶしを大空へ突き上げた。まるでドラマのようであった。最後まで競い合ったB.ジョンズからねぎらいの言葉を受けている時の遼選手の年少者としての謙虚な態度や誇るでもない表情がとてもよかった。日本が世界に誇れるものは数多いが、真の日本人の姿を伝えるという点では石川遼君は日本の外交をこえる。

嫁姑今昔

町の図書館に時々行く。先日何の拍子だったか、手にしたのは、獅子文六さんの書いた本だった。著者がとても懐かしい人というのがあった。それと、背表紙のタイトルが「谷間の女」というのが少しばかり気になった。一読してわかったことは、法事で招かれた人たちの多くが女ばかりの中で、読経の間は静かだったがそれが終わると、世間話がはじまった。やがて亭主の話にまで及ぶ。傍聴していた叔母にあたる未亡人がそこに登場する。あなたたちは、ほんとうに幸福でいらッしゃいますこと…からはじまって、自分は大正時代にお嫁に来て以来、姑さんに涙ながら仕え、やっと息子にお嫁さんが来て、今度は幸せに暮らせると思ったら嫁に苛められてーこれでは立つ瀬がないという。そう言われてみれば、たしかに谷間の女である。

考えただけでゾッとした

夜のTVのニュースを見ていたら、県内の二ケ所で、信号機が一時的に「同時青」になっていた状態だったために交通 事故が起きていたことが分かったという。その時、わたしは驚き呆れただけではなかった。画面 に写し出された会津若松市一箕町と二本松市油井の各交差点はいずれもよく知っている場所だし、年に何度も通 過していた地点だったから思わずゾッとした。そして、この時ばかりは、にもかかわらず、幸い事故に遭遇しなかったことを神に感謝せずにはいられなかった。原因は、設置当初のプログラムミスとしているが、こんなことは絶対にないと思っていただけに物凄いショックだった。

行政のトップがこんなに変わっては

国のトップや閣僚が短期間にこんなにかわる日本。この先一体どうなるのだろうかと多くの国民は思っているにちがいない。しかし、それとは関わりなく、日本の国が何事もなかったように前進しているからこれ又不思議である。外国の人からすれば、それでも国の乱れもなく経済大国を維持している摩訶不思議な国と映るだろう。今総選挙が近くあるだろうといわれている。先のTV街頭インタビューで、自民党には飽き飽きしたから…といって野党の民主党も好きではないが、自民党よりはましだろうと言っていたが、おそらくそれが大勢ではないだろうか。それにしても、景気対策と称して各自治体や企業に配られた莫大な借金によるお金。有効に使われているかどうかが気になる。国民の血税を夏の夜空を賑わす花火のようではいけない。

医師との相性が良いと…

先日持病の高血圧で病院に診察に行った時の事。その日は待合室がいつもより混んでいなかった。待ち時間は普通 かもしかしたら早めかなと思っていたら、何と4時間後に呼ばれた。その間遅れている事情は一切説明されていない。診察室に入ったら医師か看護士から、遅れたことに対して、心温まる一言を期待したが、それも無かった。こんなこと、あり?と思った。こんなことが通 用する世界もある。勿論測った血圧は高かった。なぜ高かったかは医師はわかったはずである。それなのに、更に利尿剤を1個追加したのである。更に、診察が終わってから「特定検診」の予約について訊ねたところ、二人とも、特定検診って何?という顔をしていた。仕方なく、気を利かせて、受付で聞いた方がいいですねといったが、病院経営が大変だ大変だといっている昨今、このような対応があっていいはずがないのだが、書いていて思った。こんなことに腹を立てているのはわたしぐらいかな、と。

只見川逍遥

東京に住む古希を迎えたばかりの従兄と只見川沿いを車で走った。あいにく小雨の天気だったが、写 真を撮るには好天よりは複雑な光の中の撮影も悪くないということで出発となった。只見川は、さすがに日本有数の河川だけに周囲の雄大な景色を見ると、時間がゆったりと流れていくような感じを受けた。撮影場所には事欠かなかった。すべてが撮影対象だった。従兄は、巧みに首を曲げ傘を挟み、両手でカメラを固定するという妙な格好で撮影していた。もちろんわたしも同じ格好である。滑稽だった。川に掛かった赤い橋や青い橋のある風景が特に好きだった。川と山が重なり合っていろいろな造形を見せる。そこに橋があり、いい具合に靄がかかっているといよいよ幻想的だった。ただ眺めているだけでも見飽きることがなかった。

雉の鳴き声

なまじ知っていると…。先月あたりから、散歩の途中で、人家に近い森の中や小さな野原で雉の鳴き声を聞く。それも決まった場所だからおそらく近くに住処があるにちがいない。わたしにはケーンケーンと聞こえるこの甲高い声は、やはり昔人が言うようにもの悲しい感じがして、一度聞いたら忘れられない鳥の鳴き声である。昨日また、家の周りの草取り(草むしり)をしていたら突然その声を聞いた。道を隔てた隣の家の方からである。いよいよ餌がなくてこちらまでやって来たのかもしれないと特段驚くこともなく聞いていた。ところが、よく耳をすますとどこか変なのである。が雉だって体調不良ということもあり、個体差だってあると思っていた。でもやはり変だと思い立ち上がって垣根の上からそっと覗いて見たら、何と、手動式の噴霧器を背負った男の人が消毒をしているではないか。ポンプを操作する時に出る音だったのである。思わず笑ってしまった。

今こそオンリーワン

今、企業でも自治体でも大きく”変わろう”としている。100年に一度という経済状況を背景に、変革を合言葉として、いろいろなイベントを企画し成果 を上げようと躍起になっているが、結果が欲しいのは企業で自治体は元々自分達のお金ではないよりはむしろ達成感に満足する。そういうわたしたちは、与えられることに馴れきってしまった。まるでTVでも見ているように、只ぼんやりと映像を眺め、流れている音声を聞いている。1950年代、社会評論家の大宅壮一さんが「一億総白痴化」と言って流行語になったが、自らが想像や思考を凝らすことに不慣れになっている。

小林旭と共に歩んだ四半世紀

中年になって、食べ物の好みが変わったら”要注意”というのを聞いたことがある。身体にどこか異常が発生したかもしれないからだという。同じ好みが変わるのでも、歌の好みが変わったというのはどうだろう。思いがけないことだが近頃小林旭の歌が好きになった。随分昔の映画で「渡り鳥シリーズ」というのがあって、その主題歌を本人が歌っていた。その時分は、聞いてはいてもキーが高くて自分では歌えなかったので自然とわたしの中から遠ざかって行った。先日突如友人が旭の歌った。初めて聞くその歌はとても心に残るものだった。早速CD買って何度も聞いた。聞くほどに哀愁を感じている。こちらの方は好みが変わったというより新発見ということになる。要注意にはならないと思うが。 2009/07

釣りは人生の醍醐味

わたしの伯母はよく「6月やまべはバカでも釣れる」と言っていた。やまべとは、ハヤのことだったにちがいないが、この時期は魚がよく釣れるということだろう。それは現在も同じである。開高健の釣りの名著『オーパ!』ですっかり有名になった中国の古諺に、1時間幸せになりたかったら酒を飲みなさい。3日間幸せになりたかったら結婚しなさい。8日間幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。永遠に幸せになりたかったら釣りを覚えなさい、とあるそうだ。釣りの醍醐味は今さら語ることもないが、始めるならこの時期が一番。先日、町内にある沼に出かけてみたら、太公望がのんびりと釣糸を垂らしていた 。

責任の所在が不明な方が良い日本

責任逃れや責任の擦り付けによって嫌な思いをしたことがないだろうか。不信感や自信を無くしてしまう原因がこんなところにある。オレにまかせておけ!あとは何とかするからと後押しする人がいたなら、どんなに勇気づけられるか。この事は今も昔もかわらないが、特にこの頃、責任をとるどころか保身に懸命な姿が窺える。先日、北朝鮮の一連の挑発行為に対して、アメリカのクリントン国務長官は、いかなることがあっても米国は同盟国である日本を守ると記者会見で言った。かって、これほどはっきりと言明した米国の高官をわたしは知らない。わたしは大いに勇気づけられた。

捕える人捕らえられる

現職警察官が引ったくりをして捕まるというニュースをTVで知った。とてもショックだった。近年、あってはならないこういう事件が多発しているので、叉かと思っていたら、今回は少し様子が違っていた。捕らえたのは別 の警察官ではなく、ちょうど通りかかった男子高校生二人だったという。二人はそれぞれ、捕らえるべき人が捕らえられ…、こういう事を起こすようでは世も末です…と語ったそうだ。事実だから仕方がない。が未成年の若者からこのような発言がされたことが、まるで自分が責められているようでとても辛かった。

わたしの写真が旧郡役所に展示

長年撮りつづけていた鴫山城の写真の一部をネットで掲載してもらえることになった。わたしが町の風景写 真を撮ろうとファインダーを覗くと、いつも鴫山城が見え隠れしていた。そして、無意識がいつの間にか意識をするようになった。どうせなら城内の写 真をもっと数多く撮っていれば更に写真として趣きもあっただろう。NHK大河ドラマ「天地人」で主人公直江兼続の弟大国実頼(おおくに・さねより)が3年間城代をつとめた山城である。10月には鴫山城まつりが行われることになった。これを機会に、町民の方には更にもっと、町以外の多くの方々には新たに知っていただければ嬉しい。写 真は、旧南会津郡役所(左にリンクされています)のイベントをクリックすると<鴫山城の四季>が見られます。

またもや政府の信頼失墜

思わず笑った話。年金問題であれほど世間を騒がせ、未だに明解な回答がされていない厚生労働省。先日又、さらに郵便制度を悪用したとして省内から逮捕者を出した。不祥事の止まるところを知らずといった中、新聞広告欄にこんな内容のものが載っていた。国民年金基金は、「国民年金法」により設定された、いわば国が作った年金制度で安心です。わざわざ”国が作った年金制度”を太字にしてあった。一体どこが安心なのか…。

おもしろ韓国セミナー(その2)

先頃この欄で「おもしろ韓国セミナー」を紹介した。ようやくこの南会津町にも近くて遠い国との交流ができそうだという内容だった。これまでにも英語圏の方々との交流はあった。がそれはあくまでも学校教育という名の下に行われたものであり、生活に根ざした異文化交流にまでは発展しなかった感がある。今回のセミナーは、すでにこの地に居を構えて生活をしている方との交流だから美辞麗句を抜きにした現実的なおつき合いなのである。ずいぶん迷った末、わたしは第1回目の当日に参加申し込みをした。行ってみると、全員が50歳以上という顔ぶれで顔見知りも多く、初日から教室は熱気で溢れていた。少しでも多くを学びたいという参加者。それに圧倒され、講師の方がたじたじする場面 が多々あった。それにしても、見よう見まねで作った本場風チヂミ料理は旨かった。カムサハムニダ

釣りの話で盛り上がる親子

親子の会話が少ないのは古今東西変わらないのが通説。わが家も例外ではない。が、魚釣りに関しては話が大いに盛り上がる。先日も夕食後その話になった。父は自他共に認めるハヤ釣りが上手い。上手くはないがわたしはアユの友釣を長年やった。息子はというと今ヒメマス釣に夢中である。車で1時間ほどのところに「沼沢沼」がある。そこに月初めに友達と釣にでかけた。その時は全員が坊主だった。友達はもう行かないと言ったそうだが息子は又一人で出かけた。家を3時に出たらしい。8時頃に電話をしたらまだ釣っていなかったが、お昼頃に電話をした時には4匹釣り上げ7匹は外したと、その声には嬉しさが込められていた。その日はとうとう1日中釣糸を垂らしていた。山吹の花が咲くちょうど今頃、太公望に早起きの日々がつづく。

お目にかかれて光栄でした

新聞で黒田四郎という方の死を知った。といっても知る人は少ないかも知れないが、その道の方々には大いに知られている方だと思う。月初めに、わたしは町の図書館にいた。「東北見聞録」という名前の背表紙が目に入った。平凡社の東洋文庫には概してノンフィクションのものが多く、マルコ・ポーロの「東方見聞録」やイザべラ・バードの「日本奥地紀行」や古川古松軒の「東遊雑記」など既に知っていた。そういうイメージがあった。早速お借りしたのが黒田氏の書いた随筆集だった。東北電力副社長時代に書かれたもので、その名の通 り広く東北の歴史や文化を経済人をやや離れた視点で執筆されたもので楽しく読ませてもらった。縁というのは不思議なものである。愛知県出身88歳。合掌。

日本人の白人コンプレックス

新型インフルエンザが国内で初めて確認されたというニュースが飛び込んで来た。毎日日本各地の空港から飛行機が離着陸している現状からすれば、少し遅かった気がしないでもなかった。万全を期すという厚生労働省としても自治体と協力して、全力をあげて対策を講じてもらわないといけない。が、残念なのは、報道されている感染した高校生と座席が近く、本来は強制的に一時待機させるべきだった米国人乗客ら12人が足止めされずに入国しているということだ。全員と確認を取り、健康状態に問題がないことを確認したとしているが潜伏期間があるからまだわからない。また、すでに国内で接触している人がいるはず。欧米外国人に甘い日本の体質が露呈したかっこうだ。何はともあれ、人ごみはできるだけ避け、外から帰ったらうがい手荒いを励行し、仮に身体がインフルエンザの症状があったら最寄りの保健所に電話して相談をすることだ。

中央ではわからない地方の事情

昨今、中央と地方の考え方の違いが大いに議論されている。良いと思ってやっている中央に対して、それでは実態には合わないと異論を唱える地方とでそれぞれの言い分が食い違う。かと思えば、すでに決まっていることをさもまだ決まっていないかのように装って住民との話合いを持ち、変更を考慮するかと思えばそれもしないで、只形だけの説明会をする、それで万事了解済みとする行政も賢い。住民が望んでいることを軽視して自分達の計画を実現することの達成感に酔って満足している行政の体質は迷惑である。行政といえども個人の集合体。いずれは自分たちも地域の一住民としてその土地の土となるのに…。

おもしろ韓国セミナー

国際交流とかボーダレス時代という言葉を聞くと、一昔前のことのように思われるが、今それが身近で現実のものとなっている。県は近年福島空港を大いに利用してもらおうとソウルや上海の国外便に力を入れている。それが少しづつ実を結んで、昨秋頃までは韓国からのゴルフ客で県内のゴルフ場は賑わったと聞く。すでに会津を中心に県内には多くの外国人が嫁いでいる。そういう中で、この南会津町でも、公民館講座に「おもしろ韓国セミナー」と名を打って、料理や語学の勉強を通 じて韓国の文化に触れようという試みが始った。

母の姿と重なるヤシオの花

2009/05 わが家の小さな庭に今競うように草花が咲き芽を出している。ひときは目立つ薄紫のヤシオの花は、生前母がとても好きだった。この花を見ると在りし日の優しい母の姿を思い出す。あと4、5日すれば花が落ち、その後に待ち構えていたように緑の葉が鮮やかに木を覆う。父は、来年のために木の根元付近に落葉の肥料を施した。無意識のいつもの行いなのだろうが、わたしには、時人を待たずの感が著しい昨今、それほど大事とは思えないことをさりげなくやり過ごしているのが、とても勇気づけられる。

デフレで価格が下った後に来るのは

何事に於いて、上がることはあっても下がることのなかった日本で、今軒並みに価格が下がっている。高速道路料金は皆の知るところだが、自動車の自賠責保険料も大幅に下がったのも先頃の車検の際にわかった。2年前の車検では30,830円が22,470円になった。いずれも公共料金が下がるという異常事態に、それじゃ今まではどうだったのだという大きな疑問が浮かぶ。これまでは知らないところでもうけ放題だったということになる。それにしても外食産業の破格の値段には驚く。いくら競争とはいえ口に入るもの。あのような値段で果 たして食の安全は守られるのか心配である。もっとも年に数えるくらいしか利用しないわたしには関係はありませんがね。

ウグイスの声に春の匂い

3日前、今年初めて、わが家の小さな庭の茂みでうぐいすの鳴く声を聞いた。そして更に散歩の途中でも2度うぐいすの鳴くのを聞いた。同じ日に何度も耳にするものだから、そんなはずはないと思いつつ、ひょっとしたら、うぐいすの初鳴きの日は決まっているのかと思ったほど奇遇だった。これまでにもうぐいすの姿は数えるほどしか見たことはないが、この時も声だけだった。1週間ほど前には初夏を思わせる汗ばむ日が続いて、春を一足飛びに越してしまった不安があったが、うぐいすの声を聞いてホッとしたのと本格的な春の到来を感じた。

関ヶ原の戦いがもしかしたら…

歴史に、もしも…だったらというのをよく聞くが、事実と違っていたら結果 は大きく変わっているだろうし予想はつかない。歴史上、あの東軍と西軍に分かれて戦った関ヶ原の戦い直前に、徳川家康率いる東軍が会津の上杉景勝討伐を思いとどまって小山(栃木県小山市)から急遽引き返して関ヶ原の戦いに臨んで勝利を得たが、これがもしそのまま進軍して来て、会津を戦場に戦いが行われていたとしたら、国境であるここ田島でも、鴫山城を守る直江兼続の弟大国実頼(おおくにさねより)がどういう応戦の仕方をして結果 はどうなったか、それから歴史はどう展開していったのかなどを考えると興味は尽きない。NHK大河ドラマの「天地人」を見ながらが、ふとそんなことを考えた。ドラマでは、主人公の直江兼続の弟(樋口与七)は小泉孝太郎さんが演じている。

遼君のプレーに釘づけ

WBCの興奮がまだ冷めやらない昨今、スポーツ熱は益々高まっているという。ある調査によると、野球、テニス、サッカー、ゴルフの中で競技人口が一番多いのはゴルフだそうだ。1000万人を超えているという。幅広い年齢層の人が楽しむことができる結果 だろうと思うが、プロゴルファー石川遼君の活躍による影響は計り知れない。その遼君が17歳6ケ月で初出場するマスターズ・トーナメントの夢の舞台は昨日開幕した。オーガスタ・ナショナルGCは、これまでにも幾多の名選手が死闘を繰り広げた歴史ある名門コース。遼君の並外れたパワーがどこまで通 じるかとても楽しみである。

見飽きることのないのどかな場所があった

桃源郷というのは、身も心もその自然環境と一体になってうっとりしてしまうような場所、と理解していたわたしは、もしかしたらこういう場所がそうなのではあるまいかという場所に遭遇した。先日のことだった。のどかな日だった(不熱也不冷)。そこは阿武隈山系の中にあり、眼下が見下ろせる高台に立った時だった。目に入ったのは、なだらかな山と山が重なり合うちょうどその間に位 置する所だった。2、3軒の家が数ケ所に散在する間を繋ぐように一本の道が見え隠れしている。おそらく車が交差するのはやっとだろう。人影のない大地に耕作の跡が人の営みを感じさせた。それから柔らかい茶色の大地には葉をまだ付けない白とピンクの花が霞んでいた。深呼吸すると微かに花の香りが匂った。わたしは我を忘れてずっと佇んでいた。従って写 真は1枚もない。特別の場所だった。まるで夢の中にいるようだった。

郡役所に柳田國男が訪れていた

今町内にある旧南会津郡役所が面白い。これまでと運営形態が違って、今度はいろいろな企画を積極的に入館者に提示している。先日からは町の田島写 真クラブの協賛で館内を賑わしているが、感動する写真が沢山ある。他の企画では、昔の町の出来事の写 真が展示されている。目を引いたのは、(左写真下)大勢で郡役所前で撮った写 真である。説明によると、大正4年7月にイギリスの人類学者ロバートソン・スコット夫妻と民俗学者の柳田國男(最前列右から3番目)が一緒に来田している。ちょうどその日は、町では祇園祭が行われており、帰国したスコット博士は「日本の真髄」でその時のことを書いている。以前から柳田國男が来田していることは知識として知っていたが、実感することは写 真を見るまでなかった。意外な出会いに感激している。他にも明治時代の写 真がいくつかあったが、それらは後日ゆっくり歴史を回想しながら再度見学つもりでいる。ぜひ大型連休を利用して訪れていただきたい。

行って見てわかる本当の姿

「蔵の町」や「ラーメンの町」で知られる喜多方市の美術館(写 真中2枚)に行ってきた。TVのスポット告知で何度か目にしたのがきっかけだったが、その時に、”ふるさとの風景”というのが気になった。結果 は 、自分がイメージしていたふるさとの風景とは随分ちがう絵も展示されていたが、全国から集められた秀昨は一枚一枚に存在感があり見ごたえは十分にあった。シーンと静まり返った館内、張りつめた空気の中で鑑賞する人の声を殺した会話がかすかに聞こえる。緊張感が漂っている。時には、このような場所で時間を過ごすのもいいと改めて思った。同時に、今回又喜多方市の良さを知った。

観光に力を入れると言う政府に矛盾

政府は、この不況で海外からの観光客が減少化しているのを緩和増加させる為に、現在の中国人の旅行熱を更に昂揚させる策として、これまで添乗員が付いているか団体客にしかビザを発行していなかたったものを、この7月から、個人の観光客も積極的に日本に来ていただこうというふうになった。しかし、よく聴いてみたら、条件として、年収が日本円にして350万円以上の人に限られるという。この金額を設定するにはいろいろな理由があるにちがいない。が、それを聴いてわたしは思った。いくら旅行が好きでもお金のない人はダメ。勿論わたしのような境遇の人はダメだわ、と。

プロ野球日本頂点まであと一歩

ついに、野球の第二回WBC日本代表は22日、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われた準決勝で米国を9ー4で下し、決勝進出を決めた。第一回大会の覇者としてのプレッシャーをはねのけて、よくぞここまで頑張ったと思う。「侍ジャパン」の名のもとに、個性溢れる選手たちを統率してきた原監督の功績は大きい。常に控えめ控えめに、勝っても負けても平常心でインタビューに応える姿に、武士道精神を垣間見る。それが選手たちにも伝わってか、とても謙虚な姿で「チームワーク」プレーに徹しているのが、こちらにも痛いほど感じる。残り一試合。対戦相手の韓国チームは、やはり勝っても驕らず控えめでいかにも強いチームだが、本家の「侍ジャパン」、悔いの残らないように思う存分戦って、再び世界一を勝ち取ってほしい。

外に出て歩かないと病気になる

ほぼ毎日散歩をしている。いわゆる主夫業をしているので日中は自由な時間ある。散歩にはかならずデジ・カメを持って気になる対象があれば撮る。さらに、今年から、週に一回歩いて15分ほどの距離にある図書館に寄り道するようになった。ちょうど1時間はネットで調べものをして、それから90分ほど読書をする。本来なら、本を家に持ち帰って読むところだが、家では数ページも読むと眠気がして前に進まない。そこで、その場で読むようになったら案外読書感が得られるようになった。館内は、大きなガラス窓から入る日光の明るさがあり、その上とても静かなのが気に入っている。ソファーに寄り掛かって本を開いていて、ふと我に帰った時、至福というのは正にこういうことだな、と思う。そこそこ健康で、父と息子に少しばかり重宝がられている、それが原動力かな。感謝。

隠し通 せると思ったら大間違い

いつもTVで釈明記者会見を見て思うことだが、聴いている大概の人は、今回こうして記者会見してもおそらく又更に釈明のための記者会見を開くにちがいないと、うすうす感じているのではないだろうか。当事者は、事の次第がはっきりしないうちに発表してしまうのか、後で修正の利くような答弁をしておく意図があるからなのか、あるいわ、始めから隠蔽しようとしているからなのかわからない。とにかく、声には出さないが、視聴者は賢いというのを認識すべきだ。そういえば、この頃、信賞必罰が何か気づかいの対象になっているような気がする。それこそそんな気づかいは無用である。

高速料金が安くなる話

時間の自由になるわたしは、遠くに出かける時でも普段は高速道路は使わない。一般 道路を走った方がお金はかからないし、それほど急ぐ理由がないのなら、ゆっくり楽しく安全にというのが優先される。でも、やはり高速道路は便利である。その高速道路の料金が引き下げられるという。自動料金収受システム(ETC)搭載車が対象だが、距離に関係なく休日には、地方では1000円、首都・阪神では500円になるという。何でも、栃木〜青森まで、これまでだと10000円以上かかっていたものが、条件を満たせば1000円だから驚きである。こんなに気前の良い事をして大丈夫かな思う。と同時に、これまでは何だったの?と首を傾げたくなる。とにかく、内容をよく調べて利用しない手はない。

春が待ち遠しい

三寒四温。春に向かって森羅万象が温んでいく日々は楽しい。残雪が遠くの山に限られ、近くの野山や家のまわりから雪が消えると、道行く人の歩く姿も軽やかになる。もう、田圃のあぜ道に沿って流れる小川のせせらぎの音が耳に心地よく聞こえる。小鳥が小さな群れを作って陽気に飛び回っている。林檎畑に立ち並ぶ木々の先端辺りが薄ぼんやりと赤く色付いて見える。あと半月もすれば、春を急ぐ福寿草や蕗の薹が先を競って花を咲かせるに違いない。それからは順番はもうない。雪国の春は一斉に百花繚乱となる。

可愛い女の子は父も同感

広報「みなみあいづ」2月号によると、2月1日現在の総人口は19230人。12月26日〜1月25日間の出生・死亡届けは、前者が8名後者が30名となつている。この数字をご覧になって何か感じるものはありますか。先日、父と病院に行った時のこと。待合室の中は65歳以上の高齢者がほとんど。その中に若いお母さんに連れられた2〜3歳の1人の女の子供が入って来た。突然、冬空の暗雲から太陽が差し込んだように明るくなって、周りの人たちが自然と温かい雰囲気になってきたのを感じた。何気なくわたしが父に視線を向けたら父もこちらを見た。後になって、父が、あの子は可愛かったねと言ったが、わたしも本当に可愛かったと思った。幼い子供が珍しいということもある。が、とにかく可愛くて抱き上げてあげたいほどの衝動にかられたと今度はわたしの方から言ったら、父も首を何度も縦に振って納得した様子だった。 2009/03

近く居た、ハッとするような絵画を描く人

真ん中の写真2枚に写っている絵画をご覧下さい。気になる絵ではありませんか。実は先年TVで紹介された時、わたしはそれを見てとても心を揺り動かされました。しかし、それほどのことを最近まですっかり忘れていました。ところが、先日、古い知り合いの方から思いがけず知らされたのをきっかけに、当時の事が思い出され、一緒に連れて行ってもらいましたが、思っていた通 り凄かったですね。嬉しくて嬉しくてお許しをいただいて写真を撮りまくりました。数日後に又TV局の取材を受けることになっているとのこと。南会津にハッとするような芸術家がいらっしゃるんです。絵本も制作中という馬場誠三(ばば・せいぞう)さんはとてもきさくな方。温かくなったら、会津鉄道駅から歩いて行って今度はゆっくり話を聞きたいと思っている。

本気とは思えない外国人の受け入れ

増え続けるわが国の高齢者の介護の人手不足。その解決策として、日本とインドネシアとの間にも経済連携協定(EPA)に基づいて介護士の受け入れを計っているが、大きな問題がある。外国人にとって、介護福祉士試験は、介護の知識や技術を身につけても漢字能力が追い付かず、日本人に比べて不利なことが障害になっている。元はと言えば、国内では介護士の確保が難しいところから出て来た苦肉の策。外国人と日本人が資格を取るのに全く同じ試験問題というのはどうだろう。それでいて、資格を取得できない場合は数年後にはお国へ帰ってもらうというのだから、ちょっと薄ら寒い制度ではないだろうかと思っていたら、それに対して、東京都の心ある団体が試験問題の漢字にルビを付けるなどの緩和を提案した。もっともである。

心を打つ若者の言動

この頃の世相を昔のある時期に似ているという人がいる。あまり良くないというのだろう。確かに良い時代でないのは連日の報道を見ればわかる。そんな中でホッとさせられるのは、プロゴルファ−の石川遼君の爽やかな言動である。更に、TV橋田寿賀子ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」のなかに登場する(たかこさん)という、社長令嬢役を演じる若い女性もそうだ。明るく健気な姿に、思わず感激して涙を落としてしまう。いずれも底抜けに明るくて大いに勇気づけられる。身の回りにはホッとすることが沢山ある。

恐れ多い大国でも言うことは言う

報道によると、先日、ロシア沿岸警備隊に拿捕された鳥取県の漁船が無事帰って来た。早速、海上保安庁など関係機関から事情聴取を受けている。今回もそうだが、このような場合いつも思うのは、何故漁船が拿捕された時に、とにかく近くにいる日本の海上保安庁の船が駆けつけて一緒に同行をしないのだろうかということだ。乗組員はどれほどの恐怖と不安を味わったことか、それを思うとやりきれない。更に、帰って来た事は領海侵犯を認め、それ相当の罰金を支払うことを余儀なくされたにちがいない。漁労長は、侵犯はしていないと言っている。

父の生き方が手本

慣れることが一番恐い。気がついてみたら元に戻れない精神状態になっていることである。その点わたし事で恐縮だが、わたしの父は凄い。近頃特にそう感じる。朝わが家では一番先に起きて茶の湯を湧かす。済んだら着替えて散歩に出る。寒い日などは風邪でも引いたら大事だから控えたらと思うが、本人の楽しんでいる様子を見ると、それも出来ないでいる。年寄りなのだから”少しは…”などという回りの人の心配など無用である。更に、針仕事をしていたり、本を読んでいたり、30分もかけて日記を書いている姿を脇で見ていると、現在の生活パターンにすっかり慣れてしまって挑む気持を失っている自分とふと比べる。慣れてしまってはいけない。来月父は満93歳になる。

海外から日本を見るいいチャンス

変われば変わるもの。先日の新聞によると、H.I.S旅行代理店の広告で、何と海外旅行が驚くような安値で載っていた。2ケ月前までは燃料サーチャージが旅行好きの人の足を一時妨げる大きな要因だった。安くなった理由は、このところの原油安と円高だろうが、業界の”がんばり”を感じる。輸出産業が不振のどん底という状況で、思わず財布のひもが緩みそうな景気の良い話が、何とも嬉しいじゃありませんか。因に、出発日限定、台北3日間1.98万円〜2.28万円というのがあった。

気になるホンダの行く末

27日、ホンダは、オートバイの全日本ロードレース選手権シリーズと全日本モトクロス選手権シリーズに、今年は自社の車両を使うワークスチームとして参戦を見送ることを明らかにした。ホンダといえば二輪。その創世記を知るわたしとしてはとても残念に思う。それもこれも販売不振を受けての社の方針なのだろうが、先頃発表した、鈴鹿8時間耐久ロードレースを始め、自動車レースの最高峰、F1シリーズからの撤退など、熱狂的なホンダファンとしては何ともしがたいショックである。

山城ブームに期待

鴫山城の歴史勉強会に出席した。折しも、NHK大河ドラマ「天地人」の影響で当県はじめ新潟県、山形県では、主人公の直江兼続の人物像や時代背景を賢明に探り掘り起こし、現代に生かそうとしている。南北朝時代に築かれたという鴫山城(南山城)。時を経て、関ヶ原の戦い前に、上杉景勝討伐に会津に向かった徳川家康を迎え討たんとした兼続の弟大国実頼(おおくに・さねより)の身辺を探るというのが勉強会の主旨だった。当時、大国実頼は鴫山城の城代である。兄兼続の資料は多く有っても弟のものはあまりにも少ない。従って人物像まで迫るには至らなかったが、これを機会に、多くの町民に大国実頼を知ってもらい、大切に育てていこうということになった。奧会津には多くの山城がある。近い将来、あっと驚くような山城ブームがやってくる 予感がする。

Yes We Can

話し言葉が大事だというのを、これほど感じたことはない。米国の新大統領オバマ氏の最大の魅力はまさにここにある。新しい大統領の就任という歴史的瞬間に立ち会い演説を聞こうと、ワシントン中心部には、各地から200万人前後の人々が詰め掛けたという。 彼から発せられる一語一語に耳を傾け、そして歓声が湧く。感極まって涙する人、じっとしていられなくて身体を揺り動かす人、祈るように身を屈める人と様々だが、彼の言葉に勇気づけられ、皆明日に明るい未来を感じたにちがいない。

第一次産業に目を

新聞で「農林漁業求人ラッシュ」という見出しを見たとき、やはり…と思った。同時に、派遣切りなどによる失業者が急増する中、後継者不足が続いていた農林水産業の求人がラッシュ状態というのは自然の流れだろうな、と思った。先に、新聞の投稿欄で、この件について先行して、こういう時代だからこそ産業構造を変えるチャンスだということを言われた方の提言を読んだ時に、的を得た意見と合点したことがあったが、今さらに確信した。

こんな時に意識する、家族

2日間風邪で寝込んだ。体温を測った訳ではないが、近年にない頭部の異常な熱さに、もしかしたらインフルエンザではないかと疑った。一晩寝て、それでも下がらなかった時は医院に駈け込むつもりでいたが、幸い無尽蔵にある雪と氷をふんだんに使って徹底的に冷やした結果 、熱は驚くほど下がった。今回、こんな事は初めてだったが、高熱を発して自分ではどうにもならない状態の中で、父と息子に、普段とは別 人のような気遣いと介護をしてもらったことが凄く嬉しかった。親子の絆が深くなった、かな。

わが町を照らす大河ドラマ

NHKの大河ドラマ「天地人」がいよいよ始った。第1回目は、主役の直江兼続(なおえ・かねつぐ)の幼少期。5歳で上杉謙信の姉(仙桃院)の子(後の上杉景勝)の小姓に差し出されなければならない状況になり、親と子がせつない別 れをするところまでだった。画面を通じて、改めて親と子の愛の深さを思い知らされた。すっかり忘れてい思いが甦った一瞬だった。幼名与六を演じた俳優の名演技が光った。武士の子らしい凛々とした振舞いに泣かされた。また今回、弟の与七の姿もあった。これからずっと後、上杉景勝が会津に移封された際、大国実頼(おおくに・さねより)と改名した与七が、ここ南会津町田島の鴫山城(南山城)の城代となるのである。小泉孝太郎さんがその役柄を演じることになっている。

平和で明るい年に

新年明けましておめでとうございます。暮れにラジオの歌謡番組を聞いていたら、小沢昭一さんが出ていた。小沢昭一さんといえば、TBSラジオ系で「小沢昭一の小沢昭一的こころ」という人気番組があるが、その話芸は、お年を重ねて益々盛んである。父は長野県出身で東京で写 真屋を営んでいたそうだ。その親父が、仕事をしながら歌を歌っていたら、母が来ると突然止めてしまったという。今となればその理由を推察できるという(笑い)。またある時、当時低俗だと思っていた歌を、教頭先生が鼻歌まじりに歌っていたのを聞いて、教頭先生が歌うのだから悪いはずがない。それからは堂々と歌ったというエピソード。今日死語となった純情という言葉、未だに小沢さんには根強く残っていると同時に、心優しい少年だった姿を思い浮かべて胸を打った。その小沢昭一さんが、来年の抱負を<平和>で<明るい年>になることを祈っていた。

人の弱味に付け入るわるい奴

NOと言えない日本人という本が出て一時その言葉が話題になった。自分の意思や行動を自ら決めることに不慣れなわたしたち日本人には耳が痛い。お上に任せておけばという他力本願な気持はずっとあった。しかし、昨今の新聞テレビの報道でもわかるように、お上の信頼が大きく失墜し、更に社会生活の中でも真に信用に値するものの見きわめが難しくなっていて、他人を信用した結果 騙される人は後を立たない。そう考えると、再度、わたしたちは、何事にも疑ってかかる心構えが大事だし、また普段からNOと言える訓練が必要ではないだろうか。わたしたちが子供の頃、記憶にあるのは、人を見たら泥棒と思え(他人の話を軽々しく信用してはいけない)という諺である。用心深いことに越したことは無い。