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猪苗代からのお便り
5月15日(火)
数年ぶりで納豆を思う存分食べました。今までワーファリンと言う血液をサラサラにする薬を服用 していたためにビタミンKの多い食べ物は効果を低下させてしまう禁忌食品でとりわけ納豆は 少量でも摂取は禁じられていました。実は6年前から心房細動という不整脈に悩まされ、その後 脳梗塞の危険性も考えられるという事からワーファリンを服用せざるを得ませんでした。 心房細動が起きると心房内に血液が凝固した塊が出来てこれが崩れると血栓となって脳梗塞を 起こすのを防ぐためです。私の場合、投薬による心房細動の治療には次第に限界が生じ、場合に よっては心不全も考えられるとの事でカテーテル・アブレーションによる患部の心筋焼灼治療を 勧められました。一昨年の秋に紹介先の病院で一度目の治療を行いましたが完全には不整脈は 止まらず、昨年の春に再治療の計画を立てましたが震災のために延期を余儀なくさせられ10月に 実施したところ半年に亘る経過も良く不整脈は停止したと診断されたのが事の次第です。
5月5日(土)
大荒れのゴールデンウイークも峠を越し、この間猪苗代では桜の開花から花吹雪へと超特急で 桜前線が通過して行きました。一方で楽しかるべきバス旅行も悲しい結果となり、犠牲者が出て 初めて安全基準の見直しがなされる方向に向かっているようです。これを見ても世の中の 改善の多くは人柱の上に建っていると実感する次第です。国土交通省運輸局の担当官ははたして 9時間のバスの運転を実行した上でそのような基準を設けたのでしょうか。更に県民として最も 気がかりな事は4・5年後に被爆した子供達の中から甲状腺がんに罹患した人達がどれくらい出て くるかというです。犠牲者が出てからでは遅すぎます。今出来る事は今行うべきです。厚生大臣の 孫が被爆したとしたら真っ先に動くと思うのですが。
4月27日(金)
福井県大飯町で昨夜大飯原発地元説明会が行われましたがそれに先立って町民にアンケートを とったところ半数を超える54%が再稼動に賛成である事に福島県民の一人としてショックを 受けました。はたしてその人達は子や孫に「私達の将来をどのように考えているのか?」と訊ね られた時一体どう答えるのでしょうか。福島第一原発にほど近い浪江町は東電から原発の誘致が あったにもかかわらずこれを蹴ったそうです。40年ほど前のNHKのドキュメンタリー番組の 中で町民が原発反対運動をしている画面が映し出されていました。
また沿岸部から離れた地理的条件下にある飯館村は始めから選択肢など無く、自力で村おこしを して行かなければならない運命にありました。
この二つの町村長の馬場町長、菅野村長は しばしばテレビの画面に登場しているので見覚えのある人は多いと思いますがこの二人に 共通している点は「知恵」で勝負をして行こうとする知性に満ちた面持ちと発言です。人間に先ず 必要な物は知恵です。獲物は知恵無くしては獲得出来ません。知恵を搾らず努力もせずに獲物を 与えられた人間には知性は宿らず精神は腐敗するだけだと思うのですが。
4月20日(金)
『福島頑張れ!』という命令形のスローガンがあちこちに見られますが『もうこれ以上どう 頑張れば良いのか?』という声も聞かれます。先日知人が下の写真に見られるような手作りバッジを 沢山作って持ってきてくれました。(FukuShima Yes!に赤のチェックマーク)という命令形ではない 表現が彼女のアメリカ人としての文化を感じさせるものです。早速日曜日に教会で配りましたが 私もオリジナルの物を大量に作って義援金に役立てたいとも思っています。”Pray for Fukushi ma.”(福島のために祈りたまえ。)はどうかな?とも考えているのですが。
4月15日(日)
知人から次のようなメールをもらいました。興味があればご覧下さい。
ドイツのテレビ局が独自に、福島原発事故を調査して放映されたもので我々日本人も知らされて いない事実・危険性が明らかにされています。 以下のURLを開いて動画をじっくりご覧くださいひょっとすると、日本列島全体が放射能で 覆われることになるやもしれません。
【4号機の倒壊・崩壊】福島原発、京大・小出先生がもっとも恐れていること ... 先生の話では4号機の使用済み燃料庫が地震など起これば放射能が拡散して北海道から静岡周辺 まで住めなくなると話して見えました。
今、政府は経済至上主義から福井県・大飯原発再開のGOサインを出そうとしていますが、 同様規模の地震が来れば、第二の福島になるやもしれないと危惧していないのか。 政府関係者にも是非見て欲しいFILMです。
ドイツZDF「フクシマの嘘」はこちらでどうぞ。
「フクシマの嘘」
4月13日(金)
朝の最低気温が先週まで氷点下になる日が多かった寒くて長かった今年の冬もようやく終った ようです。桜にはまだ先がありますが水田に積もった雪もあらかた融けてホームセンターにも 春の農作業の品々花や野菜の苗に種芋などが売り出されています。うちの家庭菜園はというと まだ雪が積もっていて暫く先になりそうです。その前に一年ぶりに先ずは役場から線量系を 借りてきて雪融け後の線量を測定して周囲の環境をチェックしたいと思います。人や役所の言う 事を鵜呑みにせず、出来る限り自分で調べ、納得した上で生活するようにしたいものです。
話は変わりますが被災地の人が嘆いていました。震災で作業場が壊滅状態になった人と ボランティアに来てくれた高校生が報道はまるで私達の事は終ったかのように何も伝えようとは してくれなくなったようだと。今朝の報道で北朝鮮のミサイルは失敗に終ったようだがいつもの ように国民は事実が知らされないのだろう。日本の原発問題に関しても為政者の執る行動はどの 国も五十歩百歩と心得るべきでしょう。『頑張れ!』だけの掛け声に踊らされるのではなく自分が 賢く考える国民になるように努力する事こそまず先だと思います。
4月6日(金)
来週の11日で浪江町からの避難者の受け入れたのがちょうど一年前になります。原発事故で 避難されて以来シャムロックに来るまでの一月間皆さんはあちこちの避難所を転々としてお椀や ご飯茶わんで食事をするのも一月ぶりと語っていた事が印象的でした。昨年も結構今の時期は 雪も多く、スキーやボードのお客様が前年よりも多く、少しは景気も上向いて来たのかなと期待を 寄せ始めた矢先の出来事でした。世間では一段落したかのように受け取られているようですが これから先の問題がやっと始まったところで路頭に迷う人達が多いのが現実です。特に子供を かかえた若い人達は深刻です。先週突然福島市内に住む知人が訪ねて来て4月から子供を 連れて首都圏に移住すると挨拶に見えました。そして今週やはり福島市内に住む知人が先に函館に 仕事を見つけた息子さんがこちらに来るようにと言うので引っ越したと言う電話が掛かって 来ました。何年先になるかは判らないが福島から去った人達が戻って来られる復活の地になるよう 祈願します。8日は復活祭、復活とは倒れた者が立ち上がる事。戦後二度目の日本の復活を 実現したい。
3月31日(土)
私はまだ行ったことがないのですが四国の「仁淀川」奇跡の清流、圧倒的な透明度、神秘の青と 題する番組を見て、今この河口付近の海岸に原発を設置しようと考える人は先ずは考え られないと思いながら同じような豊かな自然がかつて福島県の太平洋岸にもあったことを 連想せずにはいられませんでした。浪江町には請戸川という毎年鮭が遡上する川があり、 その時期になると全国から抽選で選ばれた太公望が訪れることでも知られていました。 これら自然の素晴らしさは気の遠くなるほどの年月を掛けて生み出されたもので短期の利潤追求の ためだけに崩壊されるのは到底許されない行為です。人類史の中の99.99%の時代は 自然と共生する社会でした。世の中には「そうは言っても。」と言う輩は多いがそれではすべての 原理、原則、構築してきた文化は存在価値を失い、とてもクリーンエネルギー社会の実現など 程遠く不可能であると思うのですが。
3月23日(金)
久しぶりに墓参に帰郷しました。墓地は雑司が谷にあり池袋駅から徒歩で行ける距離にあり、何時 でも行ける気持ちから高齢の母のことやら震災でついついご無沙汰していました。しばらくぶり だったので何か変わった気がして辺りを見回して見ると沢山あった墓地のケヤキが伐採されて すっかり周辺が明るくなっていました。東京も風が冷たく実家の庭に植えてある紅白それぞれの 梅の花も今頃やっと満開で反対側にある玄関側へも帰宅すると良い香りが漂って来ていました。 それと同時に杉花粉もかなり飛び交い猪苗代に帰って来るまで症状に悩まされました。
3月16日(金)
今日の新聞で2006年に原子力安全・保安院がIAEA基準の防災対策に反対して受け入れを 拒んだ結果、住民の安全を守りきれなかった事が報じられていた。また3月11日(日) 放送のNHK、ETV特集「埋もれた初期被ばく」を見て一言。3月13日から15日に掛けて 放出されたヨウ素131の汚染データーを懸命に捜し出して被爆した可能性のある若い世代の健康 に役立たせようとヨウ素に依る汚染地図を作り出している科学者の姿があった。15日は私も 家内と二人で猪苗代を脱出した日で国道4号線にはいわきナンバーの車が多数走行していた。 自主避難者は勝手にした事で賠償を要求するのは我がままだと言う人がいるが はたしてそうなのだろうか。危険を回避するのは当然の事であり、それは政・官・財がグルに なって安全だと偽り、保安院は防災対策の手を抜いて来た結果ではないか。原発関係組織を 「原発村」などとのどかな表現をしている国は日本だけで欧米では「原発マフィア」と言うそうだ。 マフィアなどそもそもが犯罪組織だ。国民は実態と実像のみを凝視しなければならない。 原発廃止メッセージを起草したカトリックの谷大二司教は「命に関わる問題で『段階的に』は あり得ません。ダメなものはダメと言うしかない。」と語っている。
ETV特集「埋もれた初期被ばく」はこちらでどうぞ。
「埋もれた初期被ばく」
3月10日(土)
あれから一年になろうとしています。瓦礫の処理も全体のまだ5%しか進んでいない。まして 核廃棄物や放射線汚染物質の処理はどうなるんだろう。原発事故の完全な収束でさえ数10年先に なる見通し、半減期が何万年もかかる物をどうやって保管してその場所や量を今後安全に 代々子々孫々に伝えて行けるのだろうか。子孫に伝えるものがとんでもない手に負えない 厄介な負の遺産となってしまった事にまだ痛悔の色が見えない。被災地であるにもかかわらず 現に目先の金に目が眩んで福島第二原発を再稼動しろと言う地元の声もあるのだ。
3月2(金)
先月の22日からキリスト教国では「四旬節」というキリストの受難を偲ぶ期間に入り、熱心な クリスチャンは大人も子供も日曜日を除く復活祭までの40日間の生活を慎み深く送ります。 父親はお酒を控え、子供もおやつを我慢して質素な生活に努め、貧しい人々や困っている人々の ために献金をします。その40日間のガマン?の日が始まる前日まで繰り広げられるドンチャン 騒ぎがカーニバルです。その語源はラテン語の"carne vale"(肉よ、さらば)あるいは「食人」 (カンニバリズム)から来ていると言われています。
2月24日(金)
政府の原子力災害対策本部が議事録を残していなかったと言うことは誰が何を言ったかの証拠を隠す ための悪意に満ちた国民、特に原発の被災者に対する犯罪作為です。21日に公表された米国 原子力規制委員会(NRC)の福島第一原発の事故後に行われた会議の約3000ページに及ぶ 議事録は日本政府を含む原子力災害対策本部の原発事故に対する姿勢とNRCの姿勢との相違、 及び日本側の決定的な問題意識の欠如を日本国民に見せつける結果となりました。
この中で日本政府の設定した20キロ圏外を上回る80キロ圏外への避難勧告を出すまでの やりとりも記録されているようです。しかし国内で事故後直ちに子供を連れて福島県外に自主避難 した全県民に対しての補償はいまだに無く、自己責任とされているのが現状です。
2月17日(金)
スキー場に大雪が降るのは大して問題はありません。大型の機械によって幾らでも雪を処理出来 ます。しかし山形県などの民家の周囲に4メートルを超える積雪となるともうこれは災害以外の何物 でもありません。その映像を見ただけで身の危険と恐怖を覚えます。特に過疎化の進んだ村に住む お年寄りには余りにも過酷です。先日テレビで80歳を超えたお婆さんが屋根に上って雪下ろしを している姿には心が痛みました。除雪の大変さは16年以上やってきているので人一倍よく 解りますが私などは除雪機はあるし、雪の捨て場にも困らないし、その都度除雪が可能なので 雪国に住んでいると言っても極めてラッキーな方です。でも今年は例年に無い厳しい寒さと大雪が 続きます。今週末の寒波の襲来を最後に気候も三寒四温に移っていって欲しいと思うのが実感です。
2月10日(金)
猪苗代はかつて蒲生氏郷が会津を治めていた頃、住民のほとんどがキリシタンであったと言われて います。その後保科正之の支配下になり禁教令が布かれる時代にあっても当初は見てみぬふりを されていましたが次第に弾圧が激しくなり、立場上キリシタンの処刑を命じるようになった ようです。その結果、猪苗代城代の岡越後とその家族を含む棄教に応じなかった者達は全員処刑 され、猪苗代のキリシタンは根絶やしにされてしまいました。しかしその歴史はあまり広くは 知られてはいません。最近地元の歴史を調べている方から聞き知った事なのですが以前猪苗代町を 走る会津バスの路線に「キリシタン」と言う名のバスの停留所があったそうです。猪苗代の歴史は メインストリーム上の勇ましい人や野口英世だけではなく歴史の片隅に追いやられた負の側面にも 光を当てて行くべきだと思うのですが。
2月3日(金)
一昨日の最低気温は凄まじいものでした。暫くお客様が入っていなかったので31日には客室の トイレのタンクと便器の中の水、さらにはバスルームの排水溝とキッチンの水道と給湯の給水管 までが凍結して解凍するのに1時間以上かかりました。それと同時に「アッ!温泉の方は大丈夫か? 」と思った時にはすでに遅し、男性用の方は配管が外側に面していないのでお湯を掛けるとすぐに 解凍しましたが一方女性用の配管は東側の外壁の中を通っていたので冷気をまともに受けて シャワーとカランが二箇所アウトになっていました。客室は気を付けていたのですが温泉浴場の 方は今まで16年以上無かった事だったのですっかり油断していました。その晩から寝る前に ちょろちょろ水を出しっ放しにしておいたので一昨日のマイナス12℃以下の気温でも大丈夫 でしたがその日の裏磐梯の最低気温は何と北海道並みのマイナス22℃だったそうです。
1月27日(金)
今週の日曜日の朝突然停電になりました。今までにも何度かありましたがこの日降った雪は水分が 多く恐らく雪の重さのために木が折れてその下を通っていた電線が切れてしまったものと思われ ます。その一方でこの数日は全国的に低温で、猪苗代では日中も氷点下の日が続いています。 そのために昨日から降り積もった雪はまさにパウダースノウ。風が吹けば煙のように舞い上がり、 雪を蹴立てて走って行く車や桜の木の枝に積もった雪がまるで満開の桜の花のように見える風景を 眺めて大変さの中にも雪国に住む幸せも味わっている今日この頃です。
1月20日(金)
今年の猪苗代は今のところ日本海側のような豪雪に見舞われてはいませんが長期間にわたって 低温が続き、そのためスキー場の雪の量も保たれていると思われます。今週は18日になって やっと日中の気温がプラスに転じ、屋根に積もった雪が滑り落ちたので昨日はコテージの 周囲の除雪が出来ました。このあと来週にかけて予報では再び雪マークが出ています。再来週は 節分、立春と続き夜明けも日一日と早くなり春への兆しがうかがえます。明日は大寒、寒ブリを つかってブリの照り焼きでも作ろうかな。
1月13日(金)
テレビやラジオの番組は当然ローカル番組があるわけですがこのところ震災や原発事故の番組は 主に東北地方に限られて放送されているものが多いのが現状です。その極一部が全国ネットで 放送されているに過ぎず関連番組が激減しているのが現状です。例えばNHK総合の昼のニュース の後、東北地方以外の全国ネットでは「ひるブラ」のみ。一方東北地方だけが地デジのサブchで 今までの震災、原発事故関連のドキュメンタリー番組が懐古的に同時に流されているのです。 民放に至っては震災・原発関連の番組は皆無に近い。「震災、原発事故」は東北人だけが なめ合っていれば良い。事を大きくさせるな。他にはあまり知らせるな。としか映らないのは 東北に住む者のひがみだけでは無さそうだ。無関心な国民をねらった悪意に満ちた意図的な陰謀、 圏外者を決め込んだ人達のエゴイズムさえ感じる。
1月6日(金)
元西ドイツの大統領だったリヒャルト・フォン・ワイツゼッカーは『過去に目を閉ざす者は現在も 見えなくなる。』と言う名言を残している。ドイツは戦後近隣諸国と共に歴史上の過去の清算を 済ませましたが日本はいまだにズルズルと第二次大戦の未解決問題を引きずっており、昨年末にも 韓国の日本大使館前に従軍慰安婦像を建てられるありさまです。先が見えない日本は歴史を封殺 したがための結果でもあり、国民も現状認識が出来ずに判断行動が執れないでいる。昨年の原発 事故でドイツ国民は即刻脱原発へと舵を切った。「そうは言っても・・・」と言う日本国民は 首都圏一帯も含むの高線量に対し沈黙を守り、優先順位は先ずは「お金」で今まさに進むべき 方向をいまだに決めかねずにいる。
1月1日(日)
新年あけましておめでとうございます。昨年中は皆様に大変お世話になりました。本年もどうぞ 宜しくお願い申し上げます。
さて、昨年は公私共に一挙に沢山の事が押し寄せあれよあれよと 言う間に時の大きな力に飲み込まれた一年でありました。震災、津波、原発事故の未曾有の災害も 今日の科学の粋を集めた英知、過去の歴史に為政者や原発に携わる指導的立場にある者が謙虚に 耳を傾けていれば被害や犠牲者をはるかに少なく止めることが出来たはずです。復興に先立って 彼らの先ず為すべき事は真実をねじ曲げた自分達の犯した罪を認めることです。私達一人一人も 科学者の研究結果に関心を持ち、歴史から学ぶ姿勢を身に付けて初めて真の復興へと立ち上がる 事が出来るのだと思います。
12月31日(土)
早いものでもう一年が終わりを迎えます。あの震災の日まであと三ヵ月と少し、いろいろな事が 一挙に押し寄せた年でした。地震、放射線の恐怖、脱出、物資や燃料の不足、避難者の受け入れ、 母の介護、私の心房細動の二度目のカテーテル治療、母のホームへの入所。歳が明ければ東京電力 への賠償手続きが待っています。不条理な形で多くのものを奪われた人達がいます。高齢化社会の 中で老人の占める割合が多いだけに想い描いていた老後を奪われた人達がいます。たまたま豊か だったり、充実していたりしていても一瞬で消えてしまうのが人生です。旧約聖書の中の善人ヨブ が受ける災難、苦悩を思い起こす年でもありました。
12月23日(金)
待望のクリスマス寒波が到来しそうです。各スキー場とも万全の体制を整えてスキーヤー、ボーダー の皆さんをお迎えしています。スキー場の積雪が2メートルに達すればしっかりとした根雪に なるのでかなりの期間持ち堪えることが出来ます。今の内に里ではなくしっかりと山だけに降って、 年末年始は快晴となって欲しいのですがそうは旨くは行かないのがお天気です。でも願わくは そのようになってもらいたいのが人情ですね。
12月17日(金)
先日参院で問責決議を受ける発端となった一川防衛相の発言はまさに基地問題の中で市民の犠牲者 に対する無関心以外の何物でもない。沖縄の市民はこれに対して怒りの声を上げたため慌てて防衛相 は沖縄を訪問した。しかし一方で福島原発で汚染された地域に住む人々、仮設住宅の住民は怒りの 声を出す気力も萎えた状態だ。『東北人は我慢強い。』のではなく諦めているようにしか見えない。 県民による反原発、脱原発の運動が湧き上がり大きなうねりとなるのはいつの日か。このままでは 沖縄の「基地問題」よりもたちが悪い状態になる。数十年が原発が廃炉になり、汚染が完全に 解除されるまでは福島県民だけが犠牲を強いられる「福島の沖縄化」に繋がりかねない。
12月9日(金)
先日NHKの番組「プロフェッショナル」で2013年に日本人初の国際宇宙ステーションの 船長としての準備段階に入っている宇宙飛行士・若田光一さんに対するNASAとロシアの 「星の町」での厳しいプロとしてのテストを受ける様子が放映されていました。「死」と背中合わ せの宇宙空間で様々なアクシデントにコマンダーとして冷静に対応できるかどうかの資質を問われる テストです。様々な分野の専門家の教官に依る意地の悪い課題を次々とこなしていく若田さんの 天賦の才能はもとより超人的な努力に依る卓越した能力には唖然とするばかりでした。それにも 増して彼の尊敬すべき人間性のすばらしが伝わって来てまさに真のリーダー、責任者とは何かが 具体的に示された番組でした。
12月2日(金)
福島県の佐藤知事は先月末に東京電力福島第1原発(大熊町、双葉町)と第2原発(富岡町、 楢葉町)の原子炉計10基全ての廃炉を国と東電に求めると発表しました。その一方で富岡町、 楢葉町の各町長は知事が自分達に何の相談も無く第2原発の廃炉を決めたと憤慨し、同原発はまだ 問題無く稼動出来るとまで語っていました。二人のこの発言は放射能汚染の大災害をどのように 受け止めているのかまったく首を傾げたくなるものでこれはこの期に及んでまだ未練がましく 東電からの補助金を当てにしている態度そのものです。広い地域を巻き込む汚染被害の可能性と 引き換えにこの補助金の貰い慣れによる極度に麻痺した感覚は被爆者や放射線汚染の被害に苦しむ 人達を無視した無神経な発言としか言いようがありません。
11月25日(金)
待降節(アドベント)[クリスマスを迎える季節]はクリスマスのある週の日曜日(今年はちょうど 12月25日と重なります)から逆に4週目即ち11月27日から始まります。モミの木のリースに 日曜日ごとにロウソクを1本づつ灯して4本目の週でクリスマスを迎えたりします。 この間大きな 喜びを迎える準備をする一方で貧しい厩で産まれた幼子イエスを偲び、清貧を心がけ、身を慎み、 貧しい人達や困っている人達に心配りをしながら質素な生活を送ります。降誕祭は家族とともに祝い 過ごすのが伝統です。ディケンズの「クリスマス・キャロル」やオルコットの 「若草物語」 にはまさにその真髄が描かれています。Google検索で「クリスマス」と入れ、一ます 空けると「デート、プレゼント、ホテル、イラスト、イルミネーション」と言う言葉が飛び出して 来ます。日本でのクリスマスへのイメージ、関心はこの程度なのですね。
11月18日(金)
キリスト教では日本の「お盆」のような行事の一つに「ハロウィーン」がありその後に続く11月は 特に「死者の月」とされて墓参や死者へのミサが捧げられます。またそれとは別に日本の法事の ように亡くなった親族のの命日にミサを挙げる場合もあります。その際神父さんにほんの気持ちだけ お礼を差し上げることもあります。キリスト教では死は終わりではなく新たな出発と捉えます。 永代供養という制度は存在しませんが毎日全世界の教会のミサの中ですべての死者のために 祈りが捧げられのでそれと同じ意味を有することになると思います。
11月9日(水)
先月半ばに入ってからキュウリやインゲンが終った後に小松菜を植えたところ立派に芽を出して すくすくと伸びています。昨日は翌朝霜が心配されるのでシートでカバーをしておきました。 今日はそろそろ冬を迎えての外回りの準備に取り掛かろうと思っています。
それはさて置き、 農業に携わる方々の放射能の除線の苦労が推し量られます。国や行政が手をこまねいているのを 待てずに動いている。
マタイの福音書に次のように書かれている。『彼らの行いを見ならっては ならない。彼らは口先だけで、実行しないからである。彼らは重荷を束ねて人の肩に担わせるが 自分たちはそれを動かすためには指一本触れようとはしない。その行いはすべて、人に見せる ためのものである。・・・彼らは宴会の上席や会堂の上席を好み、広場で挨拶されること、また 人々から『先生』と呼ばれることを喜ぶ。・・・』
10月28日(金)
昨日の朝磐梯山の山頂が雪で真っ白だったと人から聞きました。ちょうど6時ごろだったそうです。 話をしてくれたのは9時を過ぎていて雪はすっかり融けて見えなくなっていました。数日前には 上空を白鳥がかぎになって飛んでいるのが見え、いよいよ冬の到来かと身の引き締まる思いで この数日を過ごしています。
それはさて置き6月に母を猪苗代に引き取って5ヶ月近くになります。埼玉のケアマネージャーから 母の一人暮らしは危険を伴う段階に入ったと聞いたからです。昨年はクリスマスと正月はこちらで 過ごした経験がありますが越冬ははじめてです。週3回のデイサービスに加えこちらが忙しい時には 時折ショートステイを織り交ぜながら今日に至っています。「老々介護」も本確定になりつつ あります。
10月21日(金)
庭の畑のトマトも青い実を付けたままで今シーズンを終えました。赤く色付かなくてももいだ 物を日光に当てれば赤くなると聞いたのでザルに入れて屋根の上に置いておきました。数日 続けてみようと思っています。
それはさて置き、東北3県以外で地震災害や福島原発事故についてのニュースはあまり流れて いないようです。ローカル番組では特集を組んで放映しているですが全国をカバーしたものでは ないのでもう忘れ去られているのではないかと危惧しています。大多数の避難者は仮設住宅に 移り住む事が出来たようですがそこに至るまでは私が聞き知った事の中にもさまざまな問題や ゆがみ、事件さえもありました。平時においては新聞・TVが飛びつくような内容の事件、 出来事についてさえマスコミは事実を正確には伝えていません。政府もメディアも日本を どのような方向に向かわせようとしているのかが疑問です。出来るだけ早く多くの国民に 忘れ去らせるように仕向けているとしか考えられません。
10月15日(土)
体調を崩したために早期退職された知人を囲んで「持ち寄り昼食会」を開きました。 精一杯働いたので一切悔いが無く解放された気分の中で毎日を楽しく過ごしていると聞いて 安心しました。還暦を過ぎた人が多く私も現在母を引き取って生活をしているのでお年寄りを 見送った方の話や老後の生き方健康面の話題に花が咲きました。皆さん内輪の話を腹蔵なく 話されたのでお酒も出ないのに11時から4時ごろまで大いに盛り上がった会になりました。 帰りは余った食べ物やたっぷりのお土産をかかえて解散しました。かけがえの無い隣人との 交流は精神を活性化させると実感した次第です。
10月7日(金)
この数年は夏と冬が接近して春と秋が極端に短くなっているような感じがします。15年ほど 前に猪苗代に来た頃は11月ごろから翌年のスタッドレスを履き替える4月ごろまでの半年 近くが冬でとても長く感じられました。しかしこのところは冬は1、2、3、の3ヶ月に短縮した ようで12月も末にならないと雪が降らずスキー場関係者をやきもきさせるばかりです。 この時期になると「今年の雪はどうなのかな。」と気がかりです。今月末のハロウィーンが 終ればもう年末ムード、せめてクリスマスに間に合うように寒波が訪れてくれる事を待ち望んで います。
9月30日(金)
明日と4日、5日の3日間で町役場で「東京電力原子力発電事故による損害賠償請求に係わる 説明会並びに個別相談会の開催について」と題して事務局である町の商工観光課が開く事になり ました。国会で枝野経済産業相が「弁護士の私でも読み切れる中身ではない。これでは とても被害者は納得できない。強い姿勢で臨みたい」と答弁している。また「少しでも(東電)は 賠償額を減らしたい、と受け取られてもやむを得ない。今回は、この事故は国と政府と東電の 人災だと思っている。誠意ある対応をしていきたい」とも述べている。 いわんや法律に詳しく ない私においておやである。被害者の請求を諦めさせる魂胆である事は明々白々、事ここに 至っても東電のエゴイスティックな性根は全く変わっていない。反省など皆無なのである。 昨日のニュースでは得意顔で「原子炉の温度は100℃以下になった。」と報じていたが、 専門家の話ではそもそも核燃料はもはや原子炉内には存在せず容器の底を溶かして地面から 地中深くへとめり込んでしまってメルトダウンからメルトスルー、更にチャイナシンドロームの レベルまで落ち込み、原子炉から地下深く下がってしまっているので温度が下がるのは当然と みる学者もいる。収束など夢のまた夢、程遠い状況だそうだ。
9月23日(金)
U字溝に被せてあるグレーチングに落ちるドングリの音が聞こえます。シャムロックの周囲にも 「小さな秋」が訪れて来ています。昨年は猛暑のせいかブナをはじめ木の実の生育が悪く、 そのため例年になく熊の出没が多い年でした。しかし今年の秋は今のところ熊の話は出ていない のですが登山の人には警戒は怠らないようにしてもらいたいものです。夏には熊に襲われて 亡くなった人がいました。木の実が豊富だからと言って秋は大丈夫とは言えません。東日本 大震災に匹敵する貞観地震もたったの1142年前に起きているのですから。人類の歴史などは 地球規模の歴史と比べれば1000年などは1秒にも満たないと思います。原発事故も事故への 備えを千年以上先の事を視野に入れず更に放射性廃棄物処理と管理に関しても数十万年先まで 考えたものではなく、目先の微々たる儲けにしか頭が働かなかった愚かな人間の仕業と言える でしょう。人類の歴史の「小さな秋」から「冬」に向かわないことを切に祈るのみです。
9月16日(金)
3月のお彼岸にはとても行ける状況では無かったので秋のお彼岸を前に早めに白石、仙台と 二ヶ所の墓参に出かけました。途中標高の高い土湯峠付近ではツタウルシが色付き始め、 いよいよ紅葉の季節が迫っているのに気付かされました。白石はまったく問題がなかったの ですが仙台の墓地は墓石だけではなくて地面も崩れたところがあり、幸い祖父母の墓の修復は 墓石等がずれる程度の軽微な損傷で済み、修復も終っていましたが未だ手付かずの所も 多く見受けられました。
9月9日(金)
「原理主義」と言うものが至る所で悲劇を生んでいるようです。特にイスラム教、キリスト教、 それにユダヤ教のそれです。経典や聖書を絶対化してそれ以外を排除するやりかたで他者を裁く 時に人が容易に陥り易い罠でもあります。人間の世界には「絶対」などあり得ず、 場合によってはどうにでも取れる部分があります。キリスト教では 離婚を禁じていますがこれもケースバイケースで厳しいと思われているカトリックでさえ 『あの結婚は無効であった。』と問題のある結婚に対して離婚を認めることが多い。 事ほど左様に人間のする事は相対的なのであります。アメリカ同時多発テロ事件から10年、 イスラム教原理主義者が引き起こしたテロに対してとキリスト教原理主義者が聖書とコーランに 共通の『目には目を』で応じた。しかもキリスト教原理主義者が忌み嫌う900年以上前の 十字軍気取りで。ここでも人間は「前車の轍を踏む」行為を繰り返している。
"MISERERE NOBIS"(主よあわれみ給え)
9月2日(金)
早朝から夕方まで鳴き続けていたセミの声も次第に弱まり、代わりに草むらから虫の音が 聞こえてくるようになりました。原発被災者や影響を受けている人々声が冬へと向かうにつれて 弱まることの無いようにだけはしたい。
さて、原発に関しての情報には秘密の部分、隠蔽の傾向があまりにも多すぎます。 インターネット上での海外メディアをはじめ"You Tube"にupされている動画もすぐに消される 状況とは一体何だろうか。中国の報道規制を云々する事はとても出来ない。真実を直視して 行く事でしか真の問題の解決はあり得ません。先月第二次世界大戦の隠されていた当局の陰謀や 悲惨な事実をわずかに残された高齢の生存者がやっと重い口を開いて語る番組がシリーズで 放映されていました。「前車の轍を踏む」とはまさにその事で、今回の原発事故に対する 対応が「真実」を避け、歪めて行われるとすれば大戦で亡くなられた300万人以上の日本 国民、更に今回の災害で亡くなられた人々の命は報われない事になります。三度目は無い。 一度にしなければなりません。「真理はあなた達を自由にする。」 (ヨハネによる福音書7章1節)
8月26日(金)
最後に残った被災者が仮設住宅に移って2週間経ちますが疲れがやっと少しずつ取れてきた ようです。これからはのんびり体調に合わせた生活の中で無理なく仕事をしていくつもりです。
8月19日(金)
シャムロック周辺の放射線量が気になっていたため今月になって役場に線量計の貸し出しがある かどうかを問い合わせたところ、前例が無いので検討した上で折り返し連絡をするとの事 でした。その後半日だけならと貸し出しに応じてくれました。原発事故以来4ヶ月も経つのに 私以外に誰一人として問い合わせをした人がいないと知って驚いた次第です。カナダ製の線量計 だったので中国製に比べれば格段の信頼性があると妙なな安心感を抱きました。線量計は思った 以上の数値を示し、側溝やアスファルトの水が溜まりやすい箇所では0.5μSV/hに達するの所も あり、早速自動車用の高圧洗浄器を用いて家の周囲、特にアスファルトの駐車場を丹念に 洗い流しました。数日後、激しい雷雨が二日続いた後、再度線量計を借りて測定しました。 すると線量は激減しており、屋内では0.07〜0.1μSV/hで屋外では前回高かった地表も地面から 1mの高さの所と変わらず0.15μSV/h程の線量に低下していました。しかし洗浄した水が流れた 側溝の中は0.25μSV/h以上の数値を示し、流れの末端ほど高い数値を示していました。 線量計は秋には国産の安価な製品が発売されると聞いて入荷を心待ちにしています。
8月12日(金)
一昨日の10日を持って4月11日から受け入れいた被災者の最後に残った二名が仮設住宅に 転居する事が出来、これでシャムロックの災害擁護者に対する支援事業としての任務は無事に 終了する事が出来ました。122日間、92歳の最高齢者の方を含め計7名の方が全員健康を 損ねる事も無く過ごせたのは多くの友人、知人、関係者の皆さんの支援があったからこそと 思っています。正直言って「いつまで続くのだろうか。」と言う思いや自分の健康に対する 不安が大きなストレスになっていたのは確かです。終った今何かあっ気ない思いもする中で やっと肩の荷を降ろす事が出来たと言うのが実感です。しかしながら私達の受け入れ支援は 終ったとしても他方仮設住宅で新たな生活が始まろうとしている人達はこれから更に様々な 問題に直面しなければならず、彼らと我々との間に大きな隔たりを感じ、本当にはまだ 終っていないと感じるのも事実です。
8月6日(土)
7月27日衆議院厚生労働委員会での、児玉龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長(医師))の発言が、話題になっていますがテレビ、 新聞ではほとんど報道されていません。私は毎日新聞を購読しているのですがそこには 掲載されず全く取り扱われていなかった事に深く不審の念を抱いております。 これは数少ない良識のある真実を語る学者の発言に対する政府の悪意に満ちた妨害行動、 言論統制であると思います。彼は発言の中で福島の人々、特に子どもたちへの健康被害が 予想される中で、政府の無策を怒りを込めて批判しています。以下はその抜粋です。
『・・・熱量からの計算では広島原爆の29,6個分に相当するものが漏出しております。 ウラン換算では20個分の物が漏出している・・・
原爆による放射線の残存量と原発から 放出された者の放射線の残存量は一年に至って原爆が1000分の一程度に低下するのに 対して原発からの放射線汚染物は10分の一程度にしかならない。つまり、今回の福島原発の 問題はチェルノブイリと同様、原爆数10個分に相当する量と原爆汚染よりもずっと多量の 残存物を放出したという事がまず考える前提になります・・・
食品検査と言われていますが ゲルマニウムカウンターというものではなしに今日ではもっと、イメージングベースの測定器 というのが遥かに沢山、半導体で開発されています何故政府はそれを全面的に応用してやろうと して全国に作るためにお金を使わないのか3か月経ってそのような事が全く行われていない事に 私は満身の怒りを表明します・・・
プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいるという のを聞いて、私はびっくりしましたがα―線はもっとも危険な物質でありますそれは トロトラスト肝障害というので私ども肝臓医はすごくよく知っておりますようするに内部被曝と いうのは先程から一般的に何ミリシーベルトという形で言われていますがそういうものは全く 意味がありません・・・
我々アイソトープ総合センターでは現在まで毎週700キロメートル、 大体一回4人づつの所員を派遣しまして南相馬市の除染に協力しております。南相馬でも 起こっている事は全くそうでして20K30Kという分け方が全然意味がなくて、その幼稚園 ごとに細かく測っていかないと 全然ダメですそれで現在20Kから30K圏にバスをたてて 1700人の子どもが行っていますが実際には避難その、南相馬で中心地区は海側で学校の 7割で比較的線量は低いですところが30キロ以遠の飯館村に近い方の学校にスクールバスで 毎日100万円かけて子どもが強制的に移動させられていますこのような事態は一刻も早く 辞めさせてください。いま、その一番の障害になっているのは、強制避難でないと保証しない 参議院のこの前の委員会で当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそういう答弁を 行っていますがこれは分けて下さい。保障問題とこの線引きの問題と子どもの問題は直ちに 分けて下さい。子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします・・・
国策として土壌汚染を除染する技術を民間の力を結集して下さい。 これは、たとえば東レだとかクリタだとかさまざまな化学メーカー、千代田テクノルとか アトックスというような放射線除去メーカー、それから竹中工務店とか様々なところは、 放射線の除染などに対してさまざまなノウハウを持っています。こういうものを結集して 現地に直ちに除染研究センターを作って、実際に何10兆円という国費がかかるのを いまだと利権がらみの公共事業になりかねない危惧を私はすごく持っております。 国の財政事情を考えたらそんな余裕は一瞬もありません。どうやって除染を本当にやるか、 7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に 国会は一体何をやっているのですか。 以上です。』
詳細はネットをご覧下さい
衆議院厚生労働委員会での、児玉龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長(医師))の 発言録画及び解説
7月29日(金)
庭のフェンスを取り外したところにアジサイを移植したり新しく買ったものを植えてみました。 小さな采園にはキュウリ、茄子、トマトが実っていますがトマトはせっかく食べごろになった ものがハクビシン?らしき動物にに食べられてしまいました。そこで彼らは夜間に活動するので その裏をかいて夕方には採り入れてしまうようにしています。
さて明日で6名中4名の 被災者が仮設住宅に転居することに決定しました。4月11日から111日間という長丁場で 三食準備する中で最年長者が92歳でしたから正直言ってやっと重荷を下ろすことが出来たと感じています。
7月22日(金)
仮設住宅の建設も進み、被災者の方の移動が具体的になり始めました。全員の方が県内の 二本松市の仮設住宅への入居を希望しています。大半の方が今月中にシャムロックを退去する 予定になりそうです。県とも7月一杯までという基本的合意でしたのでほぼ予定通りに 計画が進んでいると思われます。さて、被災者の方が種を蒔いた「はるかちゃんのひまわり」が 咲き始めました。この花が全部咲く頃にはやっと肩の荷を降ろせそうです。それまでは 今出来る事をひたすらやるだけです。
7月15日(金)
被災者を受け入れて3ヶ月以上経過しました。その間高齢者二人だけで毎日三食を提供し、 後片付けの作業に限界が見えてきました。そこで先日宿泊している方々に週二回の夕食を弁当に したいと言う提案をしました。すると皆さんは快く承諾してくれ、更に食事の後片付けも引き 受けていただける事になり大変助かっています。被災者の方も私達も大変な事の真っ只中に 居るのだと実感しました。
7月8日(金)
浜通りに飯舘村があります。海に面していないので林業、農業が主な産業でもちろん原発から などの補償金などまったく無い里山に囲まれた村です。他に頼るものが無いから自分達で知恵を 出し合って村づくりをしている点で安易な補助金目当ての不純なものを感じさせない健康な村と いうイメージがありました。阿武隈高原のきれいな空気で育った黒毛和牛の牛丼、村でとれた 米を使用した米粉パンの販売、新しいスローライフを目指した飯舘村への移住促進計画も進めて いました。菅野村長は確か故郷は遠くにあって思うものではなく、そこに住み、まめに 手入れをして楽しんで行くところ。と語っていた。それだけにこれからと言う時原発の事故は さぞかし悔しい思いでしょう。私達も何もなければ春には訪ねて見ようと思っていただけに 残念です。
7月1日(金)
庭のバーベキューサイトのベンチがすっかり虫食いでボロボロになってしまったので新しく 作り直しました。材料は杉で昨年の秋にヒノキの風呂のふたを購入した材木店にお願いして 脚になる丸太に乗せ易くするように下の部分もカットしてもらいました。先ずは皮むき、その後 カンナとサンダーで表面を滑らかにして最後は防腐剤の塗布で仕上がりです。 設置はお泊りの男性二人にお願いしてきちんとレベルを出して見事に完成しました。 お一人は大工さん、もう一人は設備関係のお仕事をされていたので出来栄えは写真の通り 立派なものです。
6月24日(金)
実は私も原発の安全性には騙されていたと言うよりもまるっきり認識不足であった。 「形あるものは壊れる。本当に安全ならば都心に原発を建てれば良い。」程度にしか受け 止めずにいた。と言いつつも一方では原発は二重三重に防護されているものと思い込んでいた。 15年以上前に東京に住んでいた頃には東電福島原発で発電された電気は福島県民には 使用不可能である事など全く知らずに都民として何の疑問も抱かずに恩恵を貪っていた自分が 恥ずかしく今となっては責任すら感じている。
「夏の電力が足りない。省エネだ。」だけの認識レベルでの受け止め方ではなく、原発の誘致と 危険を負わせられ更に事故により大きな犠牲を支払わせられたのは地方である事を利用者を含め きちんと認識出来る社会になって欲しい。
6月17日(金)
東京電力はその莫大な利益を原発補強に用いずに原発を誘致した町にばら撒いて来た。 中には何億もの莫大な漁業補償金をもらって御殿を建てた漁師もいたという。また東電から金を もらっていた者の中にははもともと福島県の住民ではなく他府県の者が大熊町や双葉町に土地を 買ってそこに掘っ立て小屋を建てて住民票を移して毎年補償金をもらっていた者もいたそうだ。 東電はこのようなたぐいの悪質な者にも金をばら撒いていた。
6月13日(月)
今回の福島原発事故は『人間の業』に依ることが明白でありその結果多くの不幸を生んだ災害 である。にも関わらず当事者の「罪」は全く問われていない。容疑者は具体的に 存在するのにまるで犯人は居なかったようなそぶりである。食品会社が食の安全を ないがしろにして多くの犠牲者を生み出したとしたら3ヶ月以上も関係者が野放しにされる だろうか。2005年福知山線脱線事故ではJR西日本の歴代社長が「強制起訴」されている。 しかし東京電力の歴代社長、原子力安全・保安院の責任者、政治献金をもらった政治家、 学者が何も問われずにいる。
6月3日(金)
浪江町のように避難の際に地域が比較的まとまって移動した地域は行政組織もある程度 良く機能して猪苗代周辺にも二箇所ほど出張所が出来ています。その結果その後の仮設 住宅への移行もスムースに運べるのではないかと期待しています。昨日も仮設住宅の 設置場所が地図上に明記されたものが送付されてきました。一方住民が銘々がそれぞれ ばらばらに寄り合い所帯的に県外や遠くの避難所に身を寄せていた方々は状況が落ち 着いてくるとやはり地域の人達と行動を共にしたいと願うようになり、その後県内に 戻ってくるケースが出てきて、その結果次の段階への移動が遅れがちになっているのでは ないかと危惧されます。
5月27日(水)
日ごとに新緑が深まってきている猪苗代です。西側の花壇に大工のHさんに手伝って もらって立派なフェンスが出来ました。現在建設の仕事が山ほどあって仲間から声を かけられているにも関わらず現場から遠いと思案しています。奥さんが植えた
「はるかのひまわり」
が沢山芽を出したので玄関前の花壇に移植をしていただきました。花が 咲かない内に希望する行き先が決まると良いのですが。一人なので一番最後になるかも 知れないと気になっていたKさんが身内の人と住める借り受け住宅が見つかり、明日 そちらに移動することになっています。正直なところ私達二人の体力に問題が発生する 前に一刻も早く皆さんが次のステップに進んで行ける事が今回の受け入れの 最大の目的です。来週以降「一時帰宅」が計画されています。猛暑にならないように願って います。
5月17日(火)
東京電力や原子力安全・保安院による説明には当初から合点がいかない事だらけでした。 ここに来てやっとメルトダウンであった事を発表した東電はこれをずっと隠し続けていた のでしょうか。そうだとしたらとんでもない犯罪行為であり、気付かなかったとしたら全く 無能な素人集団に国民の安全を任せていた事になります。事故発生当初からメルトダウン ではないかと言ってきた京都大原子炉実験所の小出裕章助教の放送録音を聞いて下さい。
小出裕章・京都大原子炉実験所助教による福島原発事故の問題についての録音解説
5月13日(金)
先日猪苗代でも東京電力による仮払補償支払いに関しての説明会が町内ホテルで開かれ ました。質疑応答の中で二回目の支払いに関しては回答が無く、一時金で終らせて しまう可能性は十分ありそうです。福島県を守れなかった政・官・財・学がこれから先は 東電を守るため、否再びゾンビにたかるため全力を尽くすのだろうか?次に疑問に思って いた先月15日から福島大学が実施していたラジオゾンデによる上空の放射線量測定に 関する結果のニュースがやっと入りました。「福島大学が大気中の放射線量を観測した 結果、福島県の上空6キロから8キロの間で、地表の6倍近い値が観測されたことが わかりました。」(NHK福島放送局)との事。地上の6倍ではリアルタイムでの報道の 許可は到底すぐには下りなかったのも道理。ちなみに毎日新聞では4面下に小さく「数倍」 と掲載されていただけでした。マスメディアによる報道は 脚色された極一部だけだと言う事が分かります。昨日1号機でメルトダウンが 起きている可能性が高くなったとの事。最初にこのことに触れた学者は当初は無視され ていました。
5月11日(水)
早いもので震災から二ヶ月、被災者受入から1ヶ月経ちました。この間奇妙なことが数多 。まず原発事故を起こした東電を批判する新聞記事、テレビ報道が皆無。放射線に関しても これが「サリンガス」の散布になれば犯罪行為になるのでは、と素人判断してしまうのだが ・・・仮に業務上過失となったとしても警察、検察がいまだに出てこないのは何故か。 4月15日から開始された福島大のラジオゾンデによる上空の放射線計測の結果も 中断。何らかの理由があったのだろうか。計測方法によって放射線の数値はまちまち。 計測器を空中で振り回しても何の変化も無いが、屋根から落ちる雨滴に対しては凄まじく 反応するとの事。宮城県、岩手県に関する報道には未来が見えるが被爆地の我が福島県は 原発がある限り置き去り状態。一刻も急がれるのは原発の早期冷却と密閉化。東電は 14兆円の資産をすべて使い果たしてから国に頼るべき。話はこれからまだまだ出てくる。
1999-2009 Shamrock