ABITのBP6はチップセットにIntelのBXを使いながら、PPGA CeleronのDUAL動作を可能にした(可能ですが保証はしていません)、かなり意欲的なマザボです。
また、IDEのインターフェースにHighpoint製のATA66チップを使うなど、現在でも一線で扱えるマザボです。
ただし、多くの安価なDUALマザーがそうであるように、電源周りが貧弱であるため、EC10問題やVTT問題と言われる設計ミスがあります。
しかし、この問題がBP6にとって、致命的な欠陥とはなりえないほどに、光を放っていたマザボです。
自作のスキルを上げたい人はこういう意欲的なマザボを使ってみることをお勧めします。
まずマザボはこんな箱に入ってました。正規代理店品なので、日本語マニュアルがついています。
BP6の全体写真です。ごらんのとおりCPUソケットが2個ついています。CPUソケットのまわりにコンデンサが林立しているので、CPUクーラーはCPUソケット大のものを選択するようにする必要があります。またソケット間が狭いので大きいものを選択すると脱着も楽ではありません。
私が使っていたBP6のリビジョンです。場所は一番下のISA BUSのスロットについています。
これによるとリビジョンは1.0になります。BP6の初期のタイプでしょう。
CPUソケットです。ソケットの中央部に青く見えるのが温度センサーでしょうか。CPU固定レバーが金属製でソケットと面一(つらいち)にならないため、CPUクーラーが浮いてしまう場合があります。ただし、この金属製のレバーはリビジョンによっては面一になるプラスチック製のものもありますので、これから手に入れられる場合は、確認したほうが良いでしょう。色が汚く見えますがこれはレタッチで明るくしたためです。
写真では3本並んでいるコンデンサー(実際にはもっとたくさんのコンデンサーが並んでます)のうち真中の黒いのがEC10と言われているものです。このコンデンサーの容量が小さいため、大面積の塗りつぶしなどのように瞬間的に大電流が必要になったとき、PCが落ちてしまうことになります。リビジョンの新しいものではこの問題に対応済みで容量の大きいものがついています。もし、この写真にあるコンデンサ(100μF)がついていた場合は、容量の大きなものに交換することで安定性が増すようです。私はケースの電源をSeventeamの300Wのものに変えるだけで安定して使うことができました。BP6は個体差が大きいと言うことを表す事象ですね。
赤丸で囲んだ部分のレギュレータがVTT問題を引き起こす張本人です。これを大きなものに換装するとEC10問題で指摘されている事項がさらに安定すると言われています。3端子レギュレータは冷却がその能力に大きく関係しますから、放熱板を自作して十分にファンの風を当ててやれば換装までしなくても良いのではないかと思います。