水虫の家庭での治療


水虫はいったんかかると治りにくく
冬に症状がなくなったからいって治療をやめてしまうと
翌年再び水虫を出会うことが多いはず。
冬も引き続き治療をしなければ治りません。
一方、水虫に悩む人の1/3は水虫以外の病気だったという調査結果もあり
自称何年来の水虫患者さんも一度は皮膚科を受診して
正しい診断をしてもらいましょう。

今回は水虫を治す日常生活の工夫や治療のポイントなどについてお話致します。




水虫はカビの一種による感染症

水虫はカビ(真菌)の一種である白癬菌が皮膚の表面に感染して起こる病気です。
最近は暖房設備の完備により、冬の発症もも見られます。
男女別には靴を履く時間が長い男性に多いのですが、働く女性の増加に伴い
女性の水虫患者も増えています。しかし受診率は女性の方が気にするせいか
男性よりも女性の方が若干高い傾向にあります。

水虫は大きく分けて


小水疱型
趾間型
角質増殖型(角化型)
に分類されます。

小水疱型は小さな水疱が生じるもので、足の指の間に生じる趾間型と合併することもあります。
小水疱型、趾間型はともに痒みを伴い、夏に増悪する傾向にあります。
一方角質増殖型は、かかとの皮膚が厚くなるタイプで、痒みを伴わないことから
本人が水虫と自覚しないケースが多く見られます。
自称水虫患者の1/3は違う皮膚病
初診時に「水虫なのですが・・・」とおっしゃる自称水虫患者さんの調査結果、本当に水虫なのは66.4%という 1/3は水虫以外の病気であることが分かりました。
湿疹、皮膚炎そのた様々な病気が含まれてします。
掌蹠膿胞症、亀裂性湿疹、ブドウ球菌感染症などの皮膚所見は水虫の所見と似ています。
このような場合、いくら水虫治療を行っても治りません。
水虫は治りにくいと言われる理由
この最大の原因として
水虫は夏になると激しくなることから、夏の間だけ治療すると言う人が多いことです。
症状が軽くなったからといって菌が完全に死んではいないのです。
途中で治療をやめてしまうと次の年に再発してしまいます。
秋から冬の間じっくり治療を続けることが大事なのです。

また家族に同じような水虫患者が複数いる場合、1人だけ治療しても治癒に至りません。
逆に水虫を治すためには


1)症状が消失しても外用薬の塗布続けること
2)皮膚科の顕微鏡検査で正しい診断を行う
3)水虫患者の家族も全員同時に治療すること
が大事です。

水虫を退治・予防するための工夫
まず、水虫の感染を防ぐためには

1)足を洗う習慣をつけること。

外出先から帰ったら、手を洗うと同じように足も石鹸で洗うこと。
足を洗うと付着した白癬菌が皮膚内に侵入する前に洗い流すことが大切で、
風通しの良い場所で靴を乾燥させるようにしましょう。
2)靴や靴下を毎日履き替える
家族に水虫患者が居る場合、スリッパや足ふきマットなどを別々にし。
こまめに家の中を掃除するなども水虫予防に役立ちます。
水虫治療のポイント
「水虫を治す薬を使ったら、ノーベル賞もの」などと言われていましたが、
今では殺菌作用の強い水虫薬が多数開発され、OTC(一般薬)として
市販されています。

水虫の薬は根気よく塗り続けることが大切です。
お風呂上がりにすぐぬるこができるように
脱衣所などにおいておくことも良いでしょう。
また症状が片足だけであっても、もう片方の足に菌がついていることがあるので
両足にぬることが大切です。

擦り込む必要はありません。

広めに塗るのがポイントです。

一般に言われる酢酸を塗ったり、生のニンニクを足の間に挟んだり、タバコの灰をつけたり
アロエをぬったりなどの民間療法は悪化させることはあっても治すことはありません。

水虫は水虫の薬による治療が最も有効で、
冬場も気長に続けることにより
治癒する可能性が高くなります。


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