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 快適に眠るには普段の生活の中でどうしたらよいか?
 ヒントと情報のページです。
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健康生活は快適な眠りから
電気毛布は本当に必要?
知って得する羽毛ふとん新常識
子供の睡眠リズムを見直そう
狂った体内時計は睡眠を脅かす
中高年の人々が「眠れない」のは当たり前
これで解決!熱帯夜の快眠テク徹底研究


健康生活は快適な眠りから

 日の出とともに起きて働き、日が沈んだら眠る。古来より、人間は、このように太陽を中心に生活をしていました。こうした活動と休息のリズムは、日常の生活環境に合わせてできたものと思いがちですが、実はこのリズム、もともと人間が体のなかに生まれながらにもっているものなのです。その正体が「生体リズム」というもの。地球に生命が誕生した35億年ものはるか昔に、太陽の光に呼応して刻まれたもので、このリズムがあるからこそ生命体は命を維持することができるのです。
人間の中で刻まれている生体リズムは、現在300種以上といわれています。たとえば体の新陳代謝を高めてくれる成長ホルモンは、眠りはじめてすぐの深い睡眠のときに、分泌のピークを迎えるというリズムを刻んでいます。その他、体温、脈拍、発汗、代謝などあらゆる人体の機能がこのリズムを刻んでいるのです。

 しかし、24時間活動を続ける現代生活は、このような人間本来の生体リズムを乱しがち。体全体のリズムがくずれると、夜に眠れなくなったり、不調を感じることが多くなるのです。けんこうが保たれるには、昼夜の自然なリズムと体のリズムが同調していること。つまり、環境と調和した暮らしをしていれば、いつも心地よい眠りが得られるのです。そのためには、やはり規則正しい生活をするということが大切です。起きる時間、寝る時間ををきちんと決めて一定のリズムをつくる。そして最も大切なのは、たくさんある生体リズムが互いにうまく調和し、健やかに刻むこと。それが健康で毎日を過ごす秘訣なのです。

電気毛布は本当に必要? 電気毛布が体に良くないことを知ろう。

 底冷えのするような寒い冬の夜、あったかく眠るためには、とてもつらい季節です。こんなときには、電気毛布が大活躍。とくに体が冷えて寝付けないという人は、布団の中を心地よく温めてくれる電気毛布が手放せないものとなっているようです。
 ところが、ぐっすり眠れるようにと思って使うこの電気毛布が逆に快適な眠りを妨げ、私たちの健康を脅かしているというのです。これは私たちの体温と睡眠に密接な関係があるようです。
 人が眠りに入り、その眠りがだんだん深くなってゆくとき、体温をはじめ、呼吸数、心拍数、血圧などは低下してゆきます。これは睡眠中に消費されるエネルギーを節約し、脳や体を休ませるための生理機能だといわれています。
 しかし電気毛布を使うと、体温は高いままの状態となり、本来睡眠中に体温が低下することで深い眠りにつく私たちは、入民しにくくなります。あたたかく眠ろうとして使う電気毛布が眠りを妨げ、朝の目覚めを悪くしていたのです。
 同時に心拍数は、電気毛布を使っていないときと比べて、15%も増加するとの報告があり、心臓への負担も懸念されるところです。
 電気毛布をつけたまま睡眠中に体を温めることは、私たちの自然な生理機能を妨げ、眠りたいという体を無理やり起こし続けているようなものなのです。

知って得する羽毛ふとん新常識

 軽くて暖かい羽毛ふとんは、安眠を誘う最高の寝具です。ところが日本のように高温多湿で気候の変化の激しいところではカビやバクテリヤが発生しやすく、悪臭がでるという問題があり、今までの羽毛の精製技術は日本の気候風土に適当とはいえませんでした。
 そこでこれらの問題を解決するために羽毛や生地に樹脂加工を施し、その原因となる不純物(汚れや鳥の垢)を樹脂でとめているものもあるようです。しかしこのような加工を施すと、羽毛本来の呼吸が妨げられ、蒸れて寝心地がよくありません。羽毛は呼吸・発散性のよい優れた天然素材です。
 樹脂加工によって自然な機能が損なわれた羽毛ふとんでは夜中に蒸れて暑くなり、ふとんを跳ねのけて風をひく原因となってしまいます。
 睡眠中はコップ1杯もの汗をかくといわれており、ふとんに吸収された汗をそのまま放っておくとダニや細菌の繁殖しやすい環境となってしまいます。汗による汚れは水洗いですっきりと落とし、ときどき日に干して日光消毒をすると衛生的で気持ちよく眠れるでしょう。
 しかし、樹脂加工を施した羽毛ふとんは、その樹脂の脆化から臭気の出る恐れがあり日干しや水洗いができません。水洗いをせずに長年使っていると、汗の主成分である塩分やアンモニアによって繊維が傷み、脆くなってしまいます。羽毛ふとんは水洗いをすると清潔になるだけでなく耐久性も高まるのです。

 子供の睡眠リズムを見直そう

 大人と同様、現代の子供たちに多く見られるのが、睡眠不足や夜型生活からなる生体リズムの乱れ。放ったままにしておくと、さまざまな影響を及ぼすこのリズムの乱れは、保護者が整えてあげなければ正しく形成されないものなのです。
 生体リズムに基づいた子育てを考える
 睡眠・覚醒リズムを含めた生体リズムの傷害によって引き起こされる「睡眠障害」が注目され始めたのは、ごく最近のことです。とくに、10〜20代という若い層を中心に広がっています。夜寝付かれず、朝起きられないため、しばしば学校や、職場に遅刻してしまうことなどが主な症状にみられます。
 子供の自律神経はもともと大人に比べて不安定なものですが、現代の生活習慣の乱れがこれをさらに不安定にしているといえます。ここで注目すべきは、不登校の子供のなかにも、その原因が家庭や学校ではなく、リズムの乱れからくる「宵っ張りの朝寝坊」型の生活で学校に行けない子供がいる、という点。
 こうした子供の多くは午前中、低体温でボンヤリしがちなため、通常の起床時間にはまだ体も頭も準備ができていないのです。子供たちの場合、1日24時間周期とするリズムは、放っておいて規則的な形で身につくものではありません。たとえば、乳幼児には屋外で充分に光を浴びさせ、夜は静かな環境で寝かせるような配慮が必要なのです。また学童期には、早寝・早起き・3度の食事・遊びで適度に体を動かすなど、規則正しい生活習慣を形成することが重要です。この時期に正しい生活リズムが身につかないと、もはや性能の良い生体時計が得られなくおそれがあります。
 疲れやすく、寝不足な現代の子供たち
 世の中が目まぐるしく変化するなか、私たち現代人の体も夜型中心に変わってきています。多くの子供たちもまた、塾通いやテレビゲームなどでの夜ふかしにより、毎日の睡眠時間をきりつめているのです。自然に逆らう形となるこのような生体リズムが、大人や子供たちの体や心にアンバランスな乱れを引き起こしています。
 あるアンケートで、現代の子供たちの睡眠時間が短くなってきていることが分かっていますが、さらに「疲れる」が口癖になっていたり、今いちばんしたいことが「もっと眠りたい」であったりという結果には驚かされてしまいます。
 もはや現代の子供たちは、大人と同様に原則を無視した、さまざまな生活様式のもとで育てられているということです。このような環境が当たり前になってしまうなかで、情緒不安定な子供や、神経症などの病気の子供の発生と関連している場合も見られるようです。生体リズムが子供の心身の発達に大きな影響をおよぼしていることは、現実として無視できない問題なのです。

狂った体内時計は睡眠を脅かす  「生体リズムって何?」

 それはあらゆる生物が持つ固有のリズムのことで、秒単位のものから1日単位、月単位、年単位のものまで存在します。特に睡眠・覚醒リズムに影響しているのが「サーカディアンリズム」と呼ばれる、約1日単位のリズムです。
 私たちは1日24時間の周期で生活してますが、私たちの体の中にある「体内時計」は本来「1日25時間」の周期をもっており、体温や血圧はそれに合わせて朝方から上がり始め、昼頃ピークに達し、夜になるにつれ下がっていきます。この様にほぼ1日単位で一定の変化を繰り返すリズムが「サーカディアンリズム」です。サーカディアンリズムは体内時計の25時間周期に従おうとするので、毎日1時間づつ後ろにずれていきます。早起きするより夜更かしする方が楽なのはこのためなのです。
 そして生活上の時計と体内時計との間に生ずるズレを調節しているものが光や社会生活上での音・食事・運動などで、特に光は重要な役割を果たしていることが、あらゆる研究結果により証明されてます。
 生体リズムは睡眠・覚醒のリズムを始め、体温や血圧、ホルモン分泌、免疫機能などを司る自律神経もコントロールし、体調の維持に大変重要な役割を果たしています。そして、ストレスや時差ボケなどに代表される様に、生体リズムが狂うと睡眠障害はもちろん、頭痛やめまい、下痢、吐き気などをもよおし、健康障害を引き起こしてしまいます。生体リズムの重要性をよく認識し、良い睡眠を得られるように心がけたいものです。
 しかし現代生活には、人が本来備えている生体リズムを狂わせる要因がたくさんあり、特に深刻な問題を投げかけるのが「エアコン」です人間の体は、寒いときには体温を逃さないようにし、暑いときには汗を出して放熱します。この様に、外気の変化に対応して体温を一定に保つ働きをコントロールしているのが自律神経です。猛暑の夏には少しでも快適に過ごそうとエアコンが大活躍しますが、暑い外界と冷房のききすぎた場所との出入りが、急激な温度差(一般的には5度以上)に弱い自立神経を乱し、体温調節機能を著しく低下させるのです。そして体温調節が上手くできなくなると生体リズムが崩れ、その結果睡眠に悪影響を与え、夏バテなどの原因となっていきます。
 寝不足になりがちな熱帯夜であっても良い睡眠をとり、ぐっすり眠るためには「生体リズム」を乱さないよう心がけましょう。

中高年の人々が「眠れない」のは当たり前

 年齢と共に変化していく「睡眠」についてよく理解し、よい眠りにつきましょう。 年齢を重ねるにつれ、不眠に悩む人の数は増してきます。特に中高年になると寝付きが悪い、夜中に何度も目覚める、朝早く目が覚めてしまうといった症状に対し「自分は不眠症かもしれない」と思い込んでいる人が少なくありません。しかしみなさんが悩んでいる症状は病的な「不眠症」ではなく、「1日8時間の睡眠時間をとっていない、夜12時には寝付かなけらば・・」という主観的な感覚にとらわれる「不眠感」であることが多いようです。ここでみなさんに認識していただきたいことは、歳をとるごとに考え方やお肌のハリが変化していくように、眠りの質も変化していくということです。
 その変化は30代半ばからみられ、50代に入ると特に顕著に現れます。眠れないと感じる原因は、ノンレム睡眠(熟睡)の時間が減少し、レム睡眠(浅い眠り)の時間が増えていくことにあります。そのため、10代や20代と同じ時間眠っていても、眠りのメカニズムそのものの変化によって、熟睡感が得にくくなってゆくのです。
 深いノンレム睡眠が減る理由として大きく2つのことが考えられます。1つは、中高年になると中枢神経の睡眠覚醒を調節する機能が徐々に衰え始め、夜は夜で睡眠を維持しにくくなり、昼は昼で覚醒を維持しにくくなっていくということです。
 もう1つは、日常生活のリズムの影響で、男性であれば仕事から、女性であれば家事や子育てから離れることにより、張り詰めた緊張感や、体力を使うことがなくなります。すると、体力や精神の回復作業である睡眠をとる必要性が少なくなりノンレム睡眠が減ってくるのです。そこで寝付きが悪くなり、朝早く目覚めたり夜中に何度も起きたりという症状が現れます。しかしこういったことは全て、歳を重ねると共に現れる自然な現象ですから、「眠れない」とか「眠らなければ」と思わずに、自然な睡眠に身を任せてください。
 加齢と共に、身体が睡眠をたくさんとる必要がなくなってきたわけですから、それこそ無理に眠ろうとせず、今まで忙しすぎてできなかった趣味など自分なりの入眠方法を見つけ、眠れない夜を過ごしましょう。

これで解決!熱帯夜の快眠テク徹底研究
 最低気温が25℃を超える熱帯夜の増加傾向は続いています。でも、暑くて寝られないからといって、クーラーに頼っているだけではダメ。眠りの本来の機能である「心身を癒す」ためには、きちんと自分自身の体のメカニズムを知って、快眠対策をすることが大切。
 寝苦しいのは「高い湿度」が原因です。 夏の夜に寝苦しいのは、通常でも一晩でコップ一杯とされる発汗量が夏には2倍近くにもなり、その70%を吸収する敷き寝具と体の接着部分が蒸れるからなのです。快眠のためには、まず、敷き寝具の湿度を取り除くこと。汗をしっかり吸収・発散してくれる素材のものを選び、涼しく眠れる環境を整えましょう。
 クーラーが大切な睡眠リズムを壊してます。 睡眠中、体温は約1℃下がります。これは脳を休息させ、睡眠中のエネルギー消費を最小限にとどめるため。その放熱手段として、寝入るとすぐに汗をかくのです。クーラーをつけたまま眠ると、発汗や体温の低下など体の自然なメカニズムを妨げるため、体調を崩す原因に。冷房との上手なつきあい方が大切です。